第三十九訓 嫌いになれない ページ42
?『トシ、総悟。そこまでだ。』
沖『近藤さん…』
沖田は竹刀を降ろし、近藤の方を向く。
近『朝っぱらから喧嘩すんじゃねェよ。皆起きちまうぞ。』
土『悪ィ。』
近藤の威圧に土方は謝るしかなかった。だが、
沖『近藤さん!!俺は… 近『総悟!!』!』
コイツを許せられない、そう言おうとしたのだろう。
だが、近藤は言わせなかった。
近『お前らが喧嘩してる所をAが望むと思うか?』
沖田は無言で顔を横に振る。
近『そう思えるなら、ちゃんと考えて行動しろ。
頭を冷やせ、二人とも。』
数秒間の間が空き、沈黙が流れた。一番最初に動いたのは土方だった。
土方は俯いたまま武道場を出て行った。
近『総悟、お前の気持ちは分からなくもない。
だが、トシの気持ちも分かってやれ。』
沖田はその言葉で竹刀を強く握り、
沖『だからって…土方さんを許せるワケねェでしょう!?』
近『頭を冷やせと言っただろう。何よりトシは、
許せてもらえるとは思ってないだろ。』
大切な姉を傷付けられた沖田にも、自分の為に身を引き、思いを踏みにじられたAにも。
だが、沖田は分かっているのだ。
沖『それでも俺は土方さんが嫌いでさァ。でも、
、
、
姉上を…A姐を大事に思ってる土方さんは嫌いになれねェ。』
近『そうか。』
微笑む近藤に沖田は一礼してから武道場を出た。
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神秋 - ?4っつ下のピーとかピーとかですかちなみに私は4年生 (2017年7月28日 13時) (レス) id: 73df93152f (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - 左文字さん» すみませんでした!直しました!これからも誤字脱字あるかもしれませんが、よろしくお願いします!! (2016年2月10日 16時) (レス) id: cf3a368790 (このIDを非表示/違反報告)
左文字 - ・・・マメヨネーズとは・・・何ですか? (2016年2月7日 18時) (レス) id: b8ecd8eab1 (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - レイナさん» それもだめェェェ!!! (2015年9月9日 18時) (レス) id: c7bf6d7b81 (このIDを非表示/違反報告)
レイナ - ヨッシーさん» 仕方ない。大車輪d(( (2015年9月9日 8時) (レス) id: 27231292ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヨッシー | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zyoui1/
作成日時:2015年3月2日 20時