検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:96,814 hit

# 6 ページ6






俺と彼女が引き裂かれたのは、
その年初めて降った雪の日。中3の冬だった。









あ「紫耀ちゃんっ」








その日は、人生1番の厄日だったと思う。






彼女は携帯を握り締めて、
今にも泣きそうな顔しながら俺のところにきた。









紫「どーしたの?」







俺が問うと、血相を変えて話し出したAの顔が、
今でも脳裏にはっきりと写っている。








あ「桃夏ちゃんがっ…
桃夏ちゃんがっ…
あたしを庇って死んじゃった______









その言葉を聞いて、
どのくらいの沈黙が続いただろうか。






俺は言葉を失ってた









…Aの、相方が死んだ。









一人で呆然としていると、
Aは死の原因を話し始めた









あ「あたし、ナンパされちゃって、
手首掴まれてね。」









あ「怖くて怖くて、
紫耀ちゃんに助けを求める電話したの。」








紫「電話?」
あ「でも紫耀ちゃん出なくてっ」







俺は携帯を開く
”A”からの着信が5件。









その時俺は、
頭を鈍器で殴られたような感覚がした。









あ「そしたら、
隣にいた桃夏ちゃんが助けてくれて、
でも、代わりに桃夏ちゃんが連れて行かれそうになって…」









そう話す、Aの瞳には、雫が今にも零れそうなくらいの涙。









あ「桃夏ちゃん、必死に抵抗したの。
その時、頭を強く壁に打って_______









それ以上の話を聞いていられない気がして、
俺はAを抱き寄せた

# 7→←# 5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (201 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
257人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はちゅ。(プロフ) - £.西畑こぉ。さん» 全然 大丈夫 よーぃ * (2014年3月5日 18時) (レス) id: d392b2f0f7 (このIDを非表示/違反報告)
はちゅ。(プロフ) - み‐あ っ 。 私立の合格 、おめでとぉぉお !! 公立も がんばれぃ !◎ 帰ってくるの 、楽しみに してるぞ っ 。( (2014年2月22日 20時) (レス) id: d392b2f0f7 (このIDを非表示/違反報告)
*重岡美瑠紅*0826(プロフ) - 1がいいです! (2014年2月22日 10時) (レス) id: 6af285120e (このIDを非表示/違反報告)
ChiYo - うぁー!! 怖い…((   明日面接なんで頑張ってきます! 滑り止めでこんなに緊張してたら、 本命心臓もたないです。 笑 (2014年2月18日 17時) (携帯から) (レス) id: af5d8dd1ce (このIDを非表示/違反報告)
@西畑みぁ。 - ChiYoさん» 受験当日より発表の日の方がドキドキですよ。もう。   今日だったんですけど、ぶっ倒れるかと思いましたもん 。  笑    (2014年2月17日 19時) (レス) id: 2ea76a6175 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:@西畑みぁ。 ( £.藤井こぉ 。 ) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=nishihatakoo  
作成日時:2013年12月21日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。