愛しい世界

職員室 ページ7

不「その継国Aってのはどうにもなんねえのかァ？」

宇「そいつマジで地味だよな。やってることが派手じゃねえ。」

冨「俺は睨まれた…」

煉「俺も、彼女が同じクラスの者にぶつかっていたので注意をしたら、舌打ちされてしまったな！」

不「お前ら教師だろォ！なんでちょっとしょげてんだァ！！」

小「不死川の言う通りだ。煉獄はまだしも冨岡。お前は注意もなにもしていないだろう。風紀委員顧問であるお前がそんなことでいいと思っているのか。」

カ「まあまあ、皆さん落ち着きましょう？今のところ大きな被害は出てないですから。」

悲「ああ。私も何か起きないよう細心の注意を払っている。すまない。私も彼女と話をしようとは思っているのだが、すぐにどこかに行ってしまってな。気づいたらいなくなっている。」

カ「どこに行っているのかしら…」

不「どうせろくでもねェとこだろうなァ。」

悲「昼食の時間も、弟と共にどこかへ行っているようだ。」

宇「真逆雛鶴とまきをのところに行ってるんじゃねえよな！それとも須磨のところか！？俺のいとこに手出したら許さねえ！」

煉「落ち着け宇髄！！階段を登っていく姿を見たことがある！！食堂にも売店にも行っていないと思うぞ！！」

不「階段？」

煉「ああ！だが、何をしているかは知らん！」

悲「そうか…だが、上へ行っているということが分かっただけでもありがたい。今度私が見に行ってみよう。」

不「俺もついてくぜェ、悲鳴嶼さん。継国Aには灸を据えねェとなァ。」

煉「ならば俺も行こう！生徒たちがこれ以上不快な思いをしてしまっては可哀想だ！」

宇「じゃあ俺もいくわぁ。あいつらに手出されても困るからな。」

冨「俺も…」

悲「いや、大人数で行っても逆効果だろう。担任として、私一人で行かせて欲しい。」

カ「確かに、多対一と一対一では話す内容も変わってきますからね。」

小「悲鳴嶼先生だけでも充分だ。お前たちは待っていたほうがいい。余計な火がつきそうだ。」

不「まぁ、しょうがねェか…授業でも灸は据えれるからなァ。」

煉「よろしく頼みます！悲鳴嶼先生！！」

宇「ついでに俺のいとこに手出すなって言っといてくれ、悲鳴嶼さん。」

悲「ああ。」

産「おや？まだ残っていたのかい？」

「「「産屋敷理事長！！」」」

産「仕事もいいけれど、家でしっかり休まなくてはいけないよ。今日はもう帰りなさい。」

「「「はい！！」」」

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