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ab「基本的にAceとJokerとLuna、JackとKingが組んで動く事。SoleilとBlancは車で待機」
kj「了解」
sk「やっぱりコードネーム付けといてよかったね」
ru「うん」
ab「本当はJackとKingの方にOwner回す予定だったけど……後方支援無しでいける?」
nb「いけんじゃね? つーか行く」
iw「でもあいつら相当武器持ってんだろ、近接二人で大丈夫かよ」
ab「でもSoleil出す訳にはいかないじゃん」
dt「何とかするよ」
mg「……King、」
LunaがKingの肩を小突いた。Lunaの手に握られていた物を見て、KingはLunaの目をまじまじと見つめた。
mg「……使えるって言ってましたよね」
dt「……お前、」
mg「使ってください」
彼がKingに差し出したのは、愛用している銃の一つ。
困惑を表すKingを見てLunaの目は弧を描いた。
mg「俺は大丈夫です、一つでも」
dt「……本当にいいの」
mg「あれ、もしかして俺が二挺拳銃じゃないと生き残れないとか思ってます? それは舐めてる」
dt「そうじゃないけど」
mg「だったら使ってください」
nb「King、」
dt「……わかった、ありがとう」
ab「……大丈夫そうだね」
躊躇いを振り切ったKingはLunaの相棒を受け取った。
和解したとはいえ、まさか彼の銃を自分が預かる事になるとは思いもしなかった。Kingは自身の手に渡ったLunaの信頼をしっかり握りしめた。
ab「あいつは必ずこのビルの何処かに居る。あいつもここの構造は全部頭に入ってるはずだし作戦も知ってるから、多分最短ルートで突っ込んでると思う。でも何処にいるか分からないし、どんな状態かも分からない。とにかく見つけたらすぐ連絡して」
sk「了解!」
ab「あくまでも冷静に。敵は確実に殺す事。自分の仕事を確実にこなす事。いいね」
Queenの指示が終わった所で視線がAceに集まった。その視線を全て受け止めて彼は口を開いた。
iw「相手は巨大な組織だ。多分今までの仕事で一番でかい。だから無傷で帰れるとは思わないし、あいつだって無傷じゃ済まないと思う。下手したらもう危険な状態かもしれない」
ru「っ……」
iw「それでも必ず全員で生きて帰る。必ずだ」
Aceの言葉に全員がしっかり頷いた。
誰が何と言おうと「Team S」は9人だ。それはこれからも変わらない。変えてはいけない。
iw「……行くぞ」
満月が雲間から姿を現した頃。
「Team S」史上最大の仕事が始まった。
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長谷川遥香(プロフ) - 完結したけど続きでリクエストバージョンも見たいです！ (2022年1月3日 21時) (
レス) id: 3679b26edd (このIDを非表示/違反報告)
雷(プロフ) - ものすごくおもしろくて、一気読みもしたのに誤って低評価を押してしまいました…！本当は心からの高評価です、おもしろかったです！嫌な気持ちにさせてしまったらすみません…！ (2020年10月14日 22時) (レス) id: 02bdc07e91 (このIDを非表示/違反報告)
kjars8888888(プロフ) - やっぱアジさんの裏稼業が最高だな！！ (2020年9月21日 23時) (レス) id: 55f2f63f60 (このIDを非表示/違反報告)
mgrwtnb(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後まで涙が止まりませんでした。これからも応援してます! (2020年9月17日 20時) (レス) id: 1e6ed00ec9 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 完結おめでとうございます。とても面白く、更新を毎日楽しみにしていました。これからも応援してます！ (2020年9月15日 22時) (レス) id: afba355943 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年8月29日 15時
