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fk「ありがとう……ラウールって呼んでいい? 俺はふっかって呼んでくれればいいや」
少年＿＿ラウールは微かに頷く。深澤はしっかり頷き返して話を続けた。
fk「えっと、ラウールが元々いた場所に俺達が……いろいろあって行って、君を見つけたから助けたんだよね。それで今君はここにいる」
軽く状況説明をした所で、深澤は質問に戻る。
fk「じゃあ……次どうしようかな、歳は? 俺はね……28、くらいだったかな。数えるのやめちゃったから正確には覚えてないんだけど」
ru「……17歳、です」
fk「そっか」
本来なら高校生だが、深澤はその事に関しては聞かなかった。
次に聞くべきは何か。いつからこんな目に遭っていたか。どうしてこんな生活になったのか。
いや、違う。まだ早い。
fk「じゃあ……好きな食べ物は?」
ru「……え?」
fk「好きな食べ物。俺ラーメン」
ラウールは目を丸くした。
絶対に事情聴取されると思っていたのに、あるいはまた虐げられると思っていたのに、予想の斜め上の質問が来たから。
ru「えっと……唐揚げ」
fk「よし、今度舘さんに作ってもらうか」
ラウールは静かにパニックに陥っていた。思いも寄らない方向に話が進んでいる。
この人は自分を傷つけるつもりのない、優しい人なのか。
＿＿違う、優しいのは今だけ。みんな最初は優しいんだ。結局その後は……。
負の感情に蝕まれ、ラウールの口からは言い慣れた言葉が出る。
ru「……ごめんなさい」
fk「ラウール?」
ru「ごめんなさい、」
fk「っ……やっぱり、怖いよな」
どうしようかな、と深澤が頭をかく。どうでもいい話から心を開く作戦は失敗しそうだ。
だったらもう、聞きたい事を思い切って聞くか。いや、それは刺激するだけだ。ならどうするべきか。考えてもなかなか良い案は出ない。
しばらく黙り込んでいると、ラウールの方が口を開いた。
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怜(プロフ) - 如月ﾖｼﾉ。さん» ありがとうございます! そうですめめです! ゆっくりですがこれからもお付き合いよろしくお願いいたします! (2020年7月16日 21時) (
レス) id: 03141f9b41 (このIDを非表示/違反報告)
如月ﾖｼﾉ。(プロフ) - 移行おめでとうございます！次の加入組はめめですかね？今後の展開も楽しみにしています！ (2020年7月13日 0時) (レス) id: 3bc10946d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年7月12日 15時
