到着 ページ11
Aside
そらるさんと街を歩き続け、着いたところはあの塔だった
近くで見ると本当に高い
白一色で統一された塔
遠目からでは気づかなかったが、
塔の回りには巡回ロボットの小型化されたものが飛んでいる
パッと見では入口なんてないように見えたけれど、
そらるさんがある一か所に手を添えると、なにかの認証装置が姿を現した
彼がそこに手をかざすと、今度は目の前に扉が現れた
そらる「きて」
そらるさんはたった一言そう言うと、塔の中へと入っていった
置いていかれないように慌てて後を追い、私も中へと入る
電気もついていない塔の中を歩き出すと、背後で扉が閉まる音がした
A「そらるさん…ここって…」
そらる「……中央制御塔だよ」
A「中央制御塔……」
そらる「そう。…ここなら何話しても大丈夫だよ。でもまずは上にあがろう」
彼はそう言うと、行きついた壁でまた何か操作をした
現れたのはどうやらエレベーターのようだ
ここまでの道と違い、エレベーター内は輝くほどの白で照らされている
それに乗り込むと、そらるさんは３つ並んだボタンの内の一番上を押した
沈黙の中、さっきあったことを思い返す
彼はあぁなるとわかっていたはずだ
なのに、それでも、行動を起こしたのだろう
なぜ…？
あんな最期を迎えるとわかっていて尚、彼を動かした原動力…
それは…
そらる「A…」
A「は、はい」
そらる「あんまり…気にしない方がいい…」
A「え…？」
そらる「さっきみたいな奴は珍しくない。全員を気にかけていたら…追い付けないよ…」
フッと視線を下げそう言ったそらるさん
…悲しそうだ
そらる「聞きたいこと、あるでしょ？」
A「……いまは…いいです…少し整理したいです」
そらる「そう…」
A「まふくんは…この上にいるんですか？」
そらる「……うん。あいつはいつもここにいる」
どこか遠くを見るような瞳でそういうそらるさん
なにかあるのだろうか…
再び沈黙が流れ始めたとき、到着を知らせるベルが鳴る
静かに扉が開くと、扉の向こうには人が立っていた
「いらっしゃい…そらるさん、Aさん」
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橘 緋奈 - サクシャサン、ガンバッテクダサイ、コウシンタノシミニシテマス。応援してます！！(*´ω｀*) (2020年2月25日 10時) (
レス) id: c7e8b0e732 (このIDを非表示/違反報告)
Noel*26(プロフ) - サクシャー。ガンバッテー。コメ欄のノリに乗ってみました、更新頑張って下さい（ ＾ω＾）ノシ (2020年2月24日 23時) (レス) id: 3a6dfc07f6 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - サクシャー、コウシンタノシミニシテルヨ。応援してます！！ (2020年2月24日 21時) (レス) id: ea8e5cf766 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃー - ガンバッテクダサイ、サクシャー。応援してます！！ (2020年2月24日 18時) (レス) id: 37819c746e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：武蔵野 三歩止（ﾑｻｼﾉ ﾐﾎﾄ） | 作者ホームページ：なし
作成日時：2020年1月31日 14時
