転移？したなら…とことん楽しんでやるぅ！！！【RKRN】

18話 ページ20

毎回仙ちゃんに会う度に思うんだけど、仙ちゃんって私の扱いほんと雑だよな〜

単純ってなんだよ！




『あとさ、私が君たちの事思い出したって言ったけどさ』

立花「うん、なんだ」

『生徒ほとんどの顔と名前を全く覚えてないんだよね〜』

立花「ん？どいう事だ？思い出したんじゃないのか？」

『思い出したのは、"忍術学園の日常"が大好きという事であって、それぞれの生徒の事は覚えてないんだよね…
あっ！！でも覚えてる人もいるよ！』

立花「それは誰だ？」

『生徒は乱太郎、きり丸、しんベヱ！先生は、挨拶した時に仲良くなったから全員知ってるよ〜！！！！他の人は知らん！』

立花「乱太郎、きり丸、しんベヱか…まぁ、何か事件がある時はだいたい居るからな、そりゃ頭の悪いお前でも覚えているか…」


まじで一言余計だなコノヤロウ


でも仙ちゃんは私の事を馬鹿にするけど、なんだかんだ一緒にこうやって話してくれる

けど、ほんとに

『仙ちゃんは私の事を信用してくれてるの？』

立花「は？」




(しまった！！口から出てた！！！！)


『いや、あのっ、違うんです、、、今のはー』
立花「とっくにお前の事など、私は信用しているぞ」


仙ちゃんは迷うことなく言ってきた


『えっ？』




立花「確かに最初は前の天女と同じだと思い、お前の事など微塵も信用などしていなかったが、私はお前と今日過ごして分かったことがある」

『なに？』

立花「お前は"天女"ではなく、"星野A"だという事だ」

立花「お前は、何一つ自分を偽ることなく私に接してきた。道中は流石に少し疑ったが、小松田さんに対する姿を見て私は確信した"星野A"は、信用してもいい存在だと
なぜなら、お前は私に接する時と小松田さんに接する時の態度が全く変わらなかったからだ」

立花「誰に対しても思いやりを持ち、自分の気持ちを他人に言葉や態度で教えてくれる。お前は自覚していないと思うが結構顔に出ているぞ？」

『うえっ？！！！うそっ！！！！！』

立花「そして、私に包み隠すこともなく庵であった事と感謝を伝えたな」






立花「私は、道中でお前の事を信用し、この部屋に来てからお前の事を信頼している。



私は"星野A"という存在を"信用し信頼"しているぞ」







"立花仙蔵"は私に自分の気持ちを打ち明けてくれた
一切私の目をそらさずに真剣に話してくれた




(仙ちゃんは、ちゃんと"私"の事を見てくれたんだな)

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