転移？したなら…とことん楽しんでやるぅ！！！【RKRN】

17話 ページ19

『あっ、どうぞ〜』


やっべぇ、ついついデカい声で独り言を言ってしまった…
絶対聞こえてたやん、恥っず！！！！！！！

私がワタワタしている間に仙ちゃんは部屋に入ってきて、ご丁寧に正座した



『っ？！仙ちゃん、礼儀って知ってたんだね！！！』
思わず口にしてしまった

だって仙ちゃん、私に対して出会ってから礼儀なんて言葉知らないぐらい雑に扱ってたしな〜


立花「アホっ！！！あたり前だろ！！！！」


あぁ、仙ちゃんとの会話久しぶりだな
相変わらず私の事貶してくるけど…

ていうか午前ぶりか
やっぱり仙ちゃん話すの気が楽だわ〜！！！
目上の人と話すのはどうしても疲れちゃうからね




立花「お前はいつも呑気なもんだな」

『いや、そんなに褒めなくても///』

立花「褒めとらんし、何照れてるんだ」


立花(こいつといるとホントに調子が狂う、まるで山村喜三太と福富しんべヱと居る時のようだ)

立花「はぁ〜〜〜、で、私になんの用だ？」

『仙ちゃんに感謝を伝えたくてさ！！！！』
仙ちゃんのでっかいため息は無視無視


立花「感謝？私は別に何もしていないが」

『いや、仙ちゃんは私をここに連れて来てくれた。それに最初はクナイ投げてきたけど、あれ以降私の事を怪我させる様なことしなかったじゃん！！それに対する感謝だよ！あと、自己紹介後から私の事"天女"扱いしなかったこと〜




だからほんとに色々とありがとう。』

私は仙ちゃんに向けて感謝の気持ちを伝えていたら、いつの間にか笑顔になっていた



立花「っ///人に感謝されるのはあまり慣れていないから、なんだかむず痒いな」

立花(それに、こいつのこんなにも優しい笑顔初めて見たな)



『それでさ！！話し変わるけど、私はここで事務員として働くことになったわ！！！！』

立花「はあ？！！！！！」

『仙ちゃんが居なくなってからね、色々あったんだよ〜』

立花「色々ってなんだよ、詳しく教えろ」

『おk』





私が"忍術学園"を題材としたアニメが大好きだった事を思い出したこと
先生に自分の気持ちを伝えたら、ここに働かさせて貰えるようになったこと


そして、"平和な忍術学園"を取り戻すために、"天女"ではなく"星野Aとして忍術学園のために色々と頑張ること
を、仙ちゃんになるべく詳しく教えた






立花「お前は私と会った時から、私達の事を思い出していなかったのか？」

『まったく』

立花「そうか、、、確かにお前みたいな単純なやつが嘘をつけるわけないしな」

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