転移？したなら…とことん楽しんでやるぅ！！！【RKRN】

9話 ページ11

学園長「ふむ、よくぞ参った入れ」



(やばいやばい！！！！お偉いさんに会うのに寝癖ついたままだ！失礼すぎる！！！少しでも直しとこ！！)

パジャマの段階で失礼だが、直せるところは直しておこう、うん、それがいい





立花「失礼します。」

仙ちゃんが扉をゆっくりと開けた
私の心臓は今にも飛び出しそうなぐらい早い速度で動いていた
ヤクザみたいな人だったらどうしよう…



私の緊張など露知れず、仙ちゃんは部屋の中へと入って行った

大きく息を吸い少し深めの深呼吸をしてから、私も仙ちゃんに続いて中へ入った




『失礼します。』



緊張していた割には、するっと声が出たと思った
自分なりに良い感じじゃん！









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


私と仙ちゃんは正座で、前に座っている老人と向かい合うような形で座った

(ヤクザみたいな人じゃなくて良かった…
まだ、隣に仙ちゃんがいるから幾分か緊張しないけど、一人になった瞬間話せるか心配だわ…フラグにならないことを祈ろう)



学園長「うむ立花仙蔵よ、来てそうそう悪いのだが席を外してくれぬか」

立花「御意」


(はいっ！フラグ回収してしまいました！！！！グッバイ仙ちゃんまた、生きて会おう)

学園長さんに見えないよう、こっそりグッと片手だけ仙ちゃんに向けたら、何故かため息をつかれた
解せぬ




学園長「さて、天女様。お初にお目にかかります、私は大川平次渦正と申します。」

そういい渦正さんは私に向かって丁寧に頭を下げた




『こちらこそ初めまして、私は星野Aといいます。』

私も相手に失礼のないよう丁寧に頭を下げ返した




学園長(この天女しっかり礼儀をわきまえておる)

学園長(しかも格好も前の天女と違い、"すかーと"とやらを履いておらぬ。少々寝癖もついてはいるが)




学園長「いやはや、天女様が顔を下げる必要などありませぬ。ささ、顔をあげてください」

『では、お言葉に甘えさせていただきます。』


学園長「にして天女様、貴方様は幾つなのでしょうか。」

『私は、今現在は15です。ですが、今年のうちには16になります。』

学園長「そうか、」(随分幼く見えるな、そして前の天女達より少しばかり歳が下のようだ)




(やっぱりみんな年齢聞くんだ、私ってそんなに幼く見えるのか？身長のせいか？)



『渦正様、いくつか質問をよろしいでしょうか？』

学園長「渦正様ではなく学園長と呼んで下さい、天女様」

『はい、ではそのようにさせていただきます。』

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