6 ページ7
・
「ねぇ知ってる？学年一のエリートと美女が付き合い出したんだって」
登校して廊下を歩いていると普通科の女の子達が話していた。
なんでこういう噂ってこんなに早く広まるんだろ、まだ一日しか経ってないのに。
「おは…」
「おはよAちゃん！！」
『よう』を言う前にお茶子ちゃんに詰め寄られ、思わず小さく「わっ…！！」と言ってしまう。
「ど、どうしたの？」
「ねぇ轟くんと陽菜ちゃんが付き合い出したのAちゃん知ってた？」
うん、もちろん、と精一杯笑う。
笑ってないときっと私はすごく嫌な顔になってしまうだろうから。
「さすが陽菜ちゃんの一番の親友だね」
「ありがとう」
……親友か、
陽菜ちゃんもそう思ってくれてるのかな。
「でも学年一の2人が付き合うなんてまさに理想のカップル」
「本当羨ましいよね」
私も陽菜ちゃんくらい可愛かったら轟くんと付き合えてたりして！とおどけてみせる。
「えっ！？Aちゃんって轟くん好きだったの！？」
「冗談だよ冗談！！」
あはは！と笑ってその場を乗り切ってお茶子ちゃんが去った後に下を向いて笑う。
「冗談だよ、うん」
自分に言い聞かせるように言った。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 610人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - キルアさん» コメントありがとうございます(*^^*)かっちゃん次か次の次あたりに出します！！これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年1月3日 21時) (レス) id: b5b5133db5 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - マカロンさん» 返信遅れてすみませんm(_ _)m陽菜を最初はクズ設定にしようとしたのですがなんかやっぱ止めようってなって…これからもよろしくお願いします(*´∀｀*) (2018年1月3日 21時) (レス) id: b5b5133db5 (このIDを非表示/違反報告)
キルア - かっちゃん大好きなので早く愛の逃避行(←)して欲しいですね。甘酸っぱくて良いです！！！ (2017年11月26日 0時) (レス) id: e4b26041ab (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 凄いもどかしい…かっちゃんが優しいし轟も陽菜ちゃんも香織ちゃんも良い子だしみんな幸せになって欲しい（切実） (2017年11月6日 18時) (レス) id: 932de8349a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そら x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akuablue08&scr=novel/akuablue0810&...
作成日時：2017年10月11日 8時
