【呪術廻戦】ねこ五条先生といっしょ！２【五条悟】

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そう考えると
五条悟さんと五条サンだったら
五条サンの方が良いな。

猫だったら笑い話だが、流石にこれは…ひく。


そんな的外れな事を考えつつ、
五条悟さんの袖を
掴もうとしたときだった。


突然五条悟さんが振り返る。

死角だったはずなんだけどな、
みたいな疑問を抱くがそれは別に驚かない。

だってあ(・)の(・)五条悟でしょ？
最強だもんね。その程度じゃ驚きません。


私が驚いたのはその後の行動である。

私が掴もうと伸ばした手は空を切り、
代わりに私の腕を掴まれる。


そしてそのまま思いっきり
体を引き寄せられ
抱き留めるような形になった。

ニヤリと笑った五条悟さんに
嫌な予感を抱いたのも束の間ー、
ぽふんと私の頭に五条悟さんは顎を乗せた。

ぐ、と重みがかかる。


上に顔が乗っかっているので
表情は判別できないが、
それはそれは楽しそうで…
愉しそうな声で彼は言った。




｢ごめんね？僕、可愛い恋人がいるから｣




その場がしん、と静まりかえる。




場を治める方法ならいくらでもあったはずだ。

兄妹と言っても良いし、
そのまま振り切っても良かった。

しかし、この最強(五条悟さん)はあえて“恋人”と言った。

周りに群がる女性方は
渋々といった様子で散っていく。

キッ、と睨む人も居たが
一般人の睨みなど呪霊と比べれば
蚊に刺されたようなものである。

なんだこれ。なんか…すごく恥ずかしい。

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