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Third 12 ページ43

目が覚めると、
見覚えのない
しかし僅かに既視感のある
天井が広がっていた。


私の家ではない。


ずきんと痛んだ頭を抑えて脳を回転させる。



ー…そうだ。



『(…高専の医務室)』


かつて通っていた
京都府立呪術高等専門学校の
医務室によく似ている。

似ているけれど、違う。
ここはどこだろうか。
その思考を一旦隅に置いておいて、
状況を思い出す。

任務…歌姫さん…五条サン…予想以上の呪霊…



ああ、なるほど倒れたのか。



柄にもなく、また年甲斐にもなく
はしゃいでしまったようだ。

こんな風に倒れてしまったのだから
お恥ずかしい限りである。


「…起きてんじゃん。調子は?」


仕切られていたカーテンが開き、
硝子が顔を覗かせる。


『悪くないよ。…倒れちゃった感じ?』


私はゆっくりとした動作で起き上がった。

体は少し重かったが、
先ほど感じたような頭痛はもう既になかった。


「そ。ここは都立の方の高専の医務室。家に送るにはちょっと心配だったからこっちに運んで貰った…といってもまあ、今回はアンタのせいじゃないんだよね。」


どうせ、はしゃいじゃったなぁ…
とか思ってたんでしょ、と言いつつ
硝子は私の横たわるベッドに腰掛けた。


なるほど、ここは都立の高専だったか。
だから既視感があるわけである。


そこまで考えて、
私は硝子の発言に首を傾げた。

私のせいじゃない?
はしゃいで、呪力が足りなくて
倒れたのではないのか。

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 家入硝子   
作品ジャンル:ラブコメ
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わぁー - すみません💦私の端末のせいでした💦気にしないでください! (2022年6月29日 23時) (レス) id: 8abf4c4eb8 (このIDを非表示/違反報告)
わぁー - あの、名前がAになっているのですが、直していただけるとありがたいです💦 (2022年6月29日 23時) (レス) @page40 id: 8abf4c4eb8 (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - お嬢さん» コメント・ご指摘ありがとうございます!原作ではその様になっているのですが、今回は主人公が猫の方を“五条サン”と呼んでいるので紛らわしくならないように“悟”と呼ばせています。分かりにくくて申し訳ありません…。ありがとうございました…! (2021年1月28日 19時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)
お嬢(プロフ) - はじめまして!猫五条さん可愛すぎます・・・!モフりたい...。あ、一つ気になったことがありまして、硝子さんって五条さんのこと名字で呼んでませんでしたっけ?もし勘違いでしたらすみません>< (2021年1月28日 14時) (レス) id: 40263be792 (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - 花帆さん» コメントありがとうございます!想い人は…さあ、どちらでしょうか…(笑)これからもよろしくお願い致します♪ (2021年1月17日 11時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白揚羽 | 作成日時:2020年12月31日 21時

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