【呪術廻戦】家入ちゃんの怠惰な日常【乙骨憂太】

４２話 ページ43

side五条悟



｢え、なんで？｣


｢なんでって…(中に入れた水を)冷たくしたいからですけど…。あ、前日に入れておくと次の日にはひやっひやになってます！｣


｢それ死んでるじゃん！！｣



乙骨憂太という教え子は
実はものすごいサイコパスなんじゃ
ないのだろうか。


呪力＝イカれ具合の等式が
彼に当てはまって
しまっているんじゃないだろうか…？

一般家庭出身の常識人だと思ってたんだけど。



｢元々(ペットボトルは)生きてはないですけど…？｣


｢毛皮！？毛皮を買ったの！？｣


｢いえ？普通にペット(ボトル)です｣



すれ違う会話に気がつかずに
しばらく話を進めて、
ようやく誤解は解消することは出来たが…。



｢Aだな、俺…僕達にはAという通訳が必要なんだな？｣


｢そうですね…Aちゃんは必要です｣



混乱のあまりふらふらと立ち上がる。

水…とりあえず、水を飲んで落ちつこう。



｢じゃ、じゃあ僕、飲み物取ってくるから｣


｢わかりました｣



襖を開けて、閉める。

すれ違いって凄い困る。



パンの時もそうだったけど…
常識かな、常識が噛み合ってないのかな。

それともタイミングに
恵まれて居ないのだろうか。



そうやって気を抜いていたからだろうか。



まさか、



『うわっ、悟くん！！避けて！！』


｢…は？｣



Aが飛ばされてくるだなんて、
誰が予想したのだろう。


無下限は油断のあまり解けていて、
ついでに明らかに人為的なスピードで
飛んできたAの威力を見誤り…









俺の上半身は、襖につっこんだ。



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