３２話 ページ33
『ねーお姉ちゃんー』
ゴンザレス山田に
お昼ご飯をあげたい、
そう言いに言ったときだった。
｢ー、Aはどうなんだ？｣
｢どうもこうもないでしょ、五条達の見立て通り、変わらず。手詰まりだよ。｣
悟くんと、お姉ちゃんの会話。
誰に言われたわけではないけど
なんとなく黙って柱の後ろに隠れる。
いつもと、ちょっとだけ違う声色。
ピリピリした空気は
休日の昼間には似合わない。
…どうしたんだろう。
｢あれから、何日経った？経過観察だって言ってたよな。｣
悟くんの、凄く苦しそうな声。
いままでに、聞いたこともないような。
｢もうそろそろ３ヶ月だな。高専関係者や呪詛師、呪霊との接触はあるけど改善は見られない。｣
悟くんとは対照的な
お姉ちゃんの淡々とした声は、
少しだけ震えているようにも聞こえる。
ねえ、どうしたの？
どうしちゃったの？
そんなの、らしくもないよ。
｢ああ、クソ、何でこんな時に…｣
｢せめて、ストレスをかけさせないように…ってところだな｣
｢アイツにストレスを感じるだけの感情機構ってあんの？｣
すっっごい無礼だよ、それ。
｢ああもう。はやく…はやく、思い出してくれよ、A｣
私は、何も忘れてなんかいないよ。
どうしてか、頭から
冷や水をかけられたかのように
震えが走った。
｢あー…だめだな、こんなんじゃ｣
｢無理もないだろ｣
｢俺よりも辛いのは硝子の方だろ｣
｢いや…きっと１番辛いのは、｣
ああ、だめだ、分からない。
でも２人の会話を聞いていられなくて、
その場を後にする。
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イリアン - そうでしたかっ!!なんか問い詰めるかのような形で質問してしまい、申し訳ありません。作品はとても面白かったです!答えてくださりありがとうございます!! (2022年1月13日 19時) (
レス) id: 5653d48aec (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - イリアンさん» いえ、ほとんどは自分で考えたネタです。ですが作品を作るに当たって友人達からいくつかネタをいただいたので、もしかしたら別作品と被ってしまっている可能性があるかもしれません…。アバウトな回答ですみません🙇🙇 (2022年1月12日 18時) (レス) id: 54b5eea483 (このIDを非表示/違反報告)
イリアン - 失礼します。もしかしてなんですけど、作品の中のギャグってある漫画が元ネタになっていますか? (2022年1月12日 17時) (レス) id: 5653d48aec (このIDを非表示/違反報告)
ちょこぷりん(プロフ) - ゴンザレス山田...ww 一発目からお腹痛いですww (2022年1月12日 10時) (レス) @page1 id: 7ac428c852 (このIDを非表示/違反報告)
夜空みぃ - 笑いすぎてお腹痛くなりました…wwあのあいうえお表の【しゃけ】のくだりが個人的に好きです(●´ω｀●) (2022年1月6日 2時) (レス) @page20 id: 1063b54bda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白揚羽 | 作成日時：2021年3月8日 12時
