【呪術廻戦】家入ちゃんの怠惰な日常【乙骨憂太】

２３話 ページ24

じーわじーわと鳴く蝉が
良く言えば風流で
悪く言えばクソうるせぇので
全部狩ったら静かになった今日この頃。

割と平和に暮らしてる私。



｢今度近くでな…｣


『いかない』


｢とりあえず話を聞こう？な？｣



市民プールに連れて行かれた一件の
トラウマ(？)があるから行かない。

絶対それ遊びのお誘いじゃないもん。

任務の(地獄への)お誘いだもん。



｢ほら、そう言わずに｣


『やだ』


｢やだ…｣



この間は悟くんと憂太くんが
女装してププキュア踊ってくれたから
一応ついていったけど、
今回もそれぐらいの対価がないと
ついていかないからね、私。



イベント＝人がいっぱい＝呪霊パラダイス、は
世界の常識的な等式なのよ。



ねえだって知ってる？
反転術式って精神的にも重労働のくせに
こっちは幼女だから給金が出ないんだよ？
もうやってらなんないよねー。



｢ほら、そう言わずに｣


真希ちゃんがうるうるお目目で
そう催促してくる。



そ…そんな事でつられないからね！


お姉ちゃんの学生時代の
給金を元に換算すると、
この間の市民プールの時だって
１０万は…は、盛りすぎだけど、
払って貰わないと割に合わないんだよ！！



『やーだー』


｢ほーらー！！｣


『もう！煩いな、お姉ちゃ………真希ちゃん』




やばい、普通に言い間違えた。

ガッツリ言い間違えた。

修正不可能なくらい間違えた。



もう時を戻すしかないわ、これ。

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