《NARUTO》 闇に囚われる少女 〜うちは一族と私〜(番外編)

鎖少女16 ページ17

ーーー


イタチ「…一体どこにアジトがあるんだ？」


かれこれ30分が経とうとしていた…


その時…



『ドゴォォォォォォォン』


っと、大きな音が聞こえた…


イタチ「！？あっちか！」


ー『ダッ』


向きを変え急いで音のした方に向かう…


イタチ「(A…無事でいてくれ！)」


無事なことを祈るしかなかった…


ーーーーー


A「なんで人って…こんなにも、脆いのかな…ねぇ見てよ…この人もう動かなくなっちゃった…」


Aは男1の方を見た…


男1「こ、殺すならそ、そいつみたいに一瞬で殺せ！！ちまちま殺られるのなんてごめんだ！！」


A「いや…あなたはすぐには殺さない…」


男1「な、なぜだ…一体お前の狙いはなんなんだ…」


男は怯えながら言った…


A「【あの人】の一族を…うちはを侮辱する奴は誰であろうと絶対許さない！！」


ー『ブシャァァァァァァ』


男1「グワ"ァァァァァ"」


Aは男の左腕を切り落とした…


A「うちはの目を狙う奴も…」


ー『グチャ』


男1「うっ…」


A「利用する奴も…」


ー『グチャ』


男1「ぐは…」


A「駒のように使い捨てる奴も…」


ー『グチャ』


男1「もう…や…めて…く…れ…」


A「【あの人】を裏切った奴も…」


ー『グチャ』


男1「…………」


A「全員……ユルサナイ！！」


ー『ブシャァァァァァァ』


ー『ポタ………ポタ……』


男の息はもうなかった…



A「…………」



ー『カラン』



Aの手から鎌が滑り落ちた…



その目は虚ろで何も写していなかった…



A「どうして……【あの人】がいないの？……こんなにもあなたを探しているのに…
もう一度…会いたい…」




両腕で肩を抱きしめ静かに［泣いた］

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