115話 ページ27
赤い短冊⋯
手元にあるのは4色
足りないのは赤色だけ⋯
5色の短冊を集めて大笹竹に吊るせば願いが叶うって花子くんが⋯
もしかして！
短冊を5色揃えて帰りたいってお願いすれば元の場所に帰れる！？
？「おねーさん？もしもーし」
貴「ねぇ僕」
？「ん？」
貴「その短冊⋯お姉ちゃんにくれないかしら？」
？「えっ」
貴「それよその赤い短冊。お姉ちゃんどうしてもそれが欲しいの。ね？お願い⋯何でもしてあげるから」
？「なんでそんなに俺の短冊が欲しいの！？」
貴「だって⋯それがないと私⋯」
どうしよう
現代に帰れないなんて言ったって意味不明よね
貴「かえ、かっ」
？「かえる？」
貴「カレシが⋯その短冊がないとカレシができないの！一生！」
？「⋯」
シーンっ⋯⋯
？「はいおねーさん」
ラムネくれるのねありがと
貴「あ、ありがとう」
？「気にしないで。おねーさんかわいそうだし」
貴「いいのかな。年下の子にこんな⋯」
？「へーきへーき」
貴「え？」
？「だっておねーさん好きな人に100回告白して振られた上に騙されて全財産巻き上げられたから、もう神様にすがるしかないんでしょ？」
貴「うっ⋯うんそうなの」
嘘ついてごめんなさい
？「でも、俺の短冊はダメだからー代わりに分けてあげる！」
貴「いっぱい買ったのね」
？「それにすっごく可哀想だから。でも。女の子騙すなんてさいてー野郎だよねー。俺だったらもっとずっと優しくするけどなー」
貴「⋯？」
あれ？
"そんな男よりずーっと優しくするからさ"
貴「ねぇ⋯あなた名前は？」
？「俺？俺はあまね。柚木あまね！」
貴「は、花子くん！？」
あ「あまねくんだけど⋯花子くんって何？」
貴「ごめんなさい⋯えっと、私は藤崎A。あまねくん⋯でいいのかな」
あ「うん！はじめまして」
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らい(プロフ) - とても面白いです。続き楽しみにしています。更新は大変だと思いますが、自分のペースで頑張って下さい。応援しています。 (2020年1月31日 3時) (
レス) id: 19cc590829 (このIDを非表示/違反報告)
黒酢 - めちゃくちゃ面白いです!!!更新頑張ってください! (2020年1月24日 15時) (レス) id: b9e11986f5 (このIDを非表示/違反報告)
珠菜(プロフ) - とても面白かったです！普くん大好きな夢女なので私にはピッタリな小説でした(´∀`)なんでこんなに評価されてないんだろう？と不思議に思うくらいです。体調にはお気をつけて、これからも頑張って下さい！更新楽しみに待ってます！！ (2020年1月14日 17時) (レス) id: 93515d92f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年1月14日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこもち | 作成日時：2020年1月7日 22時
