102話 ページ14
ーin第二科準備室ー
土「⋯んで、なァんで俺のとこ来るんですかねェ」
司「だってぇ!Aがさらわれてから2時間くらい経つのに三番の境界に行けないんだよー!」
光「うんうん」
花「何とか三番の境界に入れてもらおうと思って少年と土下座したりしてみたけどダメだったしさ」
光「お願いします蜘蛛野郎!」
花「先生」(コソッ
光「蜘蛛野郎先生!」
土「あのなぁ」
花「Aが怪我したりしてたら困る。俺の助手なのに 教えてよ土籠⋯ダメ?」
土「まぁ、知らんことはありませんけどね」(チラッ
土籠がヤコを花子達に渡す
ヤ「ん?」
花「二番?なんで?」
土「まぁ聞け。七不思議の境界はそれぞれ学園内の様々なものを管理する役割がある。俺の書庫は記録。時計守は時間。そして二番は空間」
ヤ「⋯」
土「そいつの境界通れば学園内なら大抵の場所にゃ行けますよ」
光「なっ」
花「それって三番の境界にも行けるってこと?」
ヤ「まぁね」
光「でも二番の境界は先輩がぶっ壊したはずだぜ」
土「あーそりゃ管理権を奪っただけだ。境界それ自体は存在してる⋯管理者がいないおかげで荒れてはいるだろうがな。そうだろエキノコックス」
ヤ「うるさい根暗蜘蛛。大体なんであたしが手伝わないといけないのよ。あんたの助手がどうなろうとあたしの知ったこと⋯」
花「きつねうどん」
ヤ「⋯あたし関係な⋯」
花「うどん」
ヤ「⋯わかったわよ」
花「えーっとここだよね」
ヤ「行くわよ。いち に さん し」
パチャンッ
光「!!」
花「これは」
光「おお、なんか小綺麗になってんな」
ヤ「うるさい。三番の境界まで案内するわ。はぐれるんじゃないわよ」
てくてくてく
光「·····なぁキツネ」
ヤ「何よクソガキ」
光「お前ってこの前噂変えられてすげぇ暴走して俺達や生徒のこと襲いに来てたよな」
ヤ「嫌なこと蒸し返してくれるわね。だから何?」
光「いや。その····それってどんな感じなのかなって」
ヤ「はぁ?なんでそんなこと知りたいのよ悪趣味なやつ!やっぱりいい人間なんてミサキだけね!あとは虫以下よ!」
花「少年はねー噂を変えられて消えちゃった幽霊のトモダチが忘れられないんだって」
ヤ「⋯」
花「ちょっと二番に似てるよね」
ヤ「どこがよ」
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らい(プロフ) - とても面白いです。続き楽しみにしています。更新は大変だと思いますが、自分のペースで頑張って下さい。応援しています。 (2020年1月31日 3時) (レス) id: 19cc590829 (このIDを非表示/違反報告)
黒酢 - めちゃくちゃ面白いです!!!更新頑張ってください! (2020年1月24日 15時) (レス) id: b9e11986f5 (このIDを非表示/違反報告)
珠菜(プロフ) - とても面白かったです!普くん大好きな夢女なので私にはピッタリな小説でした(´∀`)なんでこんなに評価されてないんだろう?と不思議に思うくらいです。体調にはお気をつけて、これからも頑張って下さい!更新楽しみに待ってます!! (2020年1月14日 17時) (レス) id: 93515d92f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年1月14日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこもち | 作成日時:2020年1月7日 22時