普「俺の腕の中は君専用」壱 (ページ48)

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42話ページ48

花「依代が破壊されると大幅に弱体化。七不思議としての機能を失うことになる。二番の時は暴走したから依代を壊したけど、これからは暴走する前に壊しちゃおうと思うんだ。そうすれば裏切り者を特定する必要も暴走の心配もなくなる。問題が解決したあともう一度任命すればいい」

土「随分乱暴か解決方法ですね」

花「この学園にはこわーい祓い手がいるんだよ。そっちに依代ごと消されるよりは良くない？依代が壊せるAがいるから話が早いや」

貴「？」

花「ということで土籠。依代ちょーだーい」

土「……断る…と言いたいところだが俺は荒事が好かん。この書庫を依代探しを名目に荒らされるのも御免だ」

ヤ「あんた喧嘩弱いだけでしょ」

土「だまれエキノコックス」

ヤ「…」(ガブッ

土「依代を渡せとゆうなら応じよう。ただし条件つきだ」

土籠さんから血がダラダラ流れちゃってるよ

貴・花・光「「「じょーけん？」」」

土「俺は知りたがりな怪異でねぇ。ここ〝16時の書庫〟には学園にまつわることなら過去から未来まで全ての知が集積している自慢の社だ。たとえ一時でもこの書庫を俺から奪おうと言うなら…それに見合う情報をよこせ」

貴「情報？」

土「そう、つまり…お前らの個人的な秘密を教えろ」

光「は、はーー！？」

貴「ひひ、秘密！？」

土「知りたがりっつたろ」

花「2人が秘密を話さなかったらどーする？俺と喧嘩する？」

土「まさか…依代は渡しますよ」

貴「…」(ホッ

土「だが腹いせにお前らの恥ずかしい秘密を校内放送で垂れ流してやる」

光「そ、そんなはったりつーじねぇーよ！」

土「ほう？まぁまぁ面白かったぞこの本」

貴「それっ！」

私の本！

土「ま、そういう事だ。精々俺を楽しませろよォガキども」

ヤ「すごい顔してるわよ」

かくして…

私たちの秘密暴露大会が幕を開けたのです！

貴「い、いきます！私の秘密は友達だ思ってた子が実は勘違いだったこと！」

土「3点」

貴「え！？どうしてー！？」

土「1つそんなこと知ってる。2つどうでもいい」

貴「うぅ」(ガーンっ

花「よしよし」

光「くっそ！よくも先輩を！次は俺の番だ！」

土「はいはいどーぞ」

光「俺は……実は、節分の鬼の面がものすっげー怖い！」

土「あ、次の人どーぞー」

光「なんでだよ！」

土「いやっすっげーくだらない話っぽかったんで」