24話 ページ28
岬「よーし！みんな並べ！」
「ねー先生 どうしてここで撮んのー？集合写真なら上の校舎でいーじゃん」
岬「いーんだよここで。前見ろ笑って ほーら」
ポンッ
ミ「……」
岬「お前もだ」
ミ「……！」
花「A……A！」
貴「花子くん？」
花「はーい」
貴「戻ってきたの？あ！光くんは！？」
花「少年なら……ほい」
貴「光くん！？」
人形になっちゃってる！？
花「少年は勇敢に戦ったよ」
貴「こんなに可愛くなって。元に戻るんだよね？葵や他のみんなも」
花「それはもちろん。戻してもらうさ 彼女にね」
貴「彼女？」
キツネ？
花「ミサキ階段の正体」
貴「狐だったの？」
花「正確には稲荷像だね。動いてるけど。ほーら二番。ごめんなさいは？」
狐「ふんっ」
花「きつねうどんの刑……」
貴「あー！待って待って！人形になったみんなはどうなるの？葵と光くんは」
狐「朝にはみんな戻るわよ。あたしにはもう大した力も残ってないし」
貴「よかった……」
狐「…」(シュン
貴「…狐さん」
狐「？」
貴「これ」
狐「！」
私は狐さんにミサキ階段で見つけた写真をわたした
貴「い、言っとくけどあなたのやった事まだゆるしてないのよっ！怖かったし！死んじゃうかと思ったんだから！」
狐「……」
貴「でも、私もあなたの大事なもの壊しちゃったから。それだけは……ごめんね」
ガブッ
貴「ぎゃーっ！」
狐「気安く触んないで。馴れ合うつもりはないわよ。それから、あたしの名前はヤコ！狐さんって読んだら今度は噛み付くからね」
貴「きつねうどんの方が良かったかしら」
花「まぁまぁ」
貴「…」(フラ〜
花「A！？」
貴「なんか安心したら気が抜けちゃった」
花「じゃ、そのままね」
貴「え？何……」
チュッ
貴「！？」
ほっぺにキス！？
花「ご褒美。元気の出るおまじない」
貴「なっ……/////！？？」
Aの服の袖についていた折り鶴は少年の元へ帰っていった
？「よーお。随分待たせやがって。お嬢！お嬢ー！帰ってきま」
ガンッ
？「静かにして夏彦。先生方に見つかる」
夏「うっす」
？「おかえりなさい。黒杖代。そう、それじゃあ上手くいったのね。良かった」
Aについていた折り鶴は白杖代ではなく黒杖代だった
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作者名：きなこもち | 作成日時：2019年11月5日 0時
