8話 ページ11
花「俺はこの学園の七不思議。学園に存在する全ての怪異を監督しヒトと怪異の関係を正しく保つ義務がある。殺しをする危険な怪異はここに置いておけない。排除するしかない」
貴「そんな……」
花「でも人間のAなら噂を変えてこいつらを助けられるんだ」
勿1「たのむ。さっきは悪かった。」
勿2「アメやる」
勿3「われらなんびゃくねんもここでゆかいにくらしてきた」
勿1「これからもここにいたい」
勿2「アメやる」
花「頼んでおいてなんだけど……Aは殺されかけたんだ。イヤなら無理には……」
貴「いいよ！噂変えてあげる！」
花「いいの？」
貴「うん。もっけちゃん達見てると思い出すんだ。ホワイトインフェルノのこと……」
花「ごめんなんて？」
貴「ホワイトインフェルノ。前に飼ってたハムスターよ」
花「名前やべー」
貴「それにさっきは怖かったけど……花子くんが助けてくれたから。こないだの人魚の時も……ありがとう花子くん」
花「…」
貴「私 トイレ掃除はあんまり好きになれないけどちゃんと感謝してるんだよ。あっ！もしかしてなんだけど」
花「うん？」
貴「これが花子くんの言ってた�狒歃�の次に頼みたい大事な仕事�瓠�」
花「本当はもっと後に頼むつもりだったんだけどね」
貴「やっぱり！」(はっ！
これはもしや！
貴「ってことは私！もうトイレ掃除は卒業……」
花「それはダメー」
貴「なぁんだ」
花「後ちょっとだからさ……でもそんなに嫌？」
貴「トイレ掃除好きな女の子なんて滅多にいないわよ……」
花「ざーんねん 俺は楽しみにしてるんだけどな」
貴「楽しみ？」
花「放課後誰かと一緒に何かしたり。どーでもいい話したり。そーゆートモダチっぽいの……何だか懐かしい」
貴「私も好きだよ。友達とか。私友達全然いないけどね！」
ギュッ
貴「花子くん？」
花「俺もいつまでAの友達でいられるか分からないよ」
貴「え？」
ねぇ、花子くん
それは
私の事嫌いになっちゃうってことぉぉぉぉぉ？
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作者名：きなこもち | 作成日時：2019年11月5日 0時
