11話 ページ11
目的のビル屋上に着いたスティーブンは敵に攻撃をする余地を与える隙もなく、エスメラルダ式血凍道をお見舞した。
「やったか」
倒したことを報告しようとしたスティーブンだったが、凍った敵が話し掛けてきたのですぐ様体制を立て直す。
「馬鹿ナ奴等ダ、私ガアッサリヤラレテ終ワルトデモ思ッタカ。」
ロボットだからか、言葉が片言になっている。
「コノロボットハ、全部デ約80体イル。『神々ノ義眼』ヲ使ッテモ、今度ハ見ツケル事ナド困難ダロウ。マァ、精々頑張ルガイイ…………ブツンッ」
ロボットからのメッセージを聞き終わったスティーブンは大きな溜息をつく。
「クラウスたちに連絡しておくか。」
「……分かった、そちらも気を付けて行動してくれ給え。」
クラウスは携帯を閉じ、辺りを見回す。
「クラウスさん、どうしたんですか?」
「先程レオが見つけた犯人は偽物だったそうだ。そして、そのロボットはあと約80体いるそうだ。」
「そ、そんなに?! とにかく、出来るだけ見つけますね。」
「頼む」
クラウスたちは、2人1組になり、爆発ロボットを探す。
「あ、クラウスさん!ここです!」
「ブレングリード流血闘術11式 旋回式連突(ヴィルベルシェトウルム)!」
「斗流血法・カグツチ 刃身の壱・焔丸!」
「斗宿血法・シナトベ 刃身の伍・突龍槍!」
「エスメラルダ式血凍道 絶対零度の剣(エスパーダデルセロアブソルート)!! ってK・K!何でそんなに離れてるんだい?!」
「貴方といたくないからよ!」
次々と爆発ロボットを破壊して行く。しかし、場所を特定する事が出来なかったり、周りに攻撃型ロボットがいる為、作戦は難航していた。
「せめて攻撃型ロボットが、いなければ……」
そう言いつつも、レオは建物や地下から爆発ロボットを探す。
その頃、歌苗達は車で安全地まで移動していた。
「……む?何だあれは?」
突如ベトが車の外をじっと見つめる。
それにつられ、他のクラシカロイド達も外を見た。
「どうしたの?ベト」
「彼方此方に、黒い、もやのような煙が見えるのだ。」
「本当ですね。彼方此方にいっぱいあります。」
「あ、1つ…消えた……。」
「また1つ消えたな。」
歌苗にはその黒いもやのような煙が見えなかった。
ギルベルトもチラッと外を覗いたが、黒いもやのような煙は見えなかった。
「もしかしたらですが、その黒いもやは、あなた方クラシカロイドだけにしか見えない何かなのでしょうね。」
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小夜(プロフ) - それと、ありがとうございます!m(*_ _)m これからも読んで下さると嬉しいです! (2018年2月11日 6時) (レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 私はー、クラシカロイドではモーツァルト、血界戦線ではレオナルド、ですかね。更新長びいてすみませんm(_ _)m なるべく早くできるように頑張ります! (2018年2月11日 6時) (レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
時の破壊者 - えっと……聞かれてないけど……一応…私の推しキャラはクラシカロイドではショパンさんが大好きで、血界戦線では堕落王フェムト様が大好きです♪( ´▽`) (死ぬ程どうでもいい)← 小夜さんは、どのキャラがお好きなんですか(・・?) (2018年2月7日 7時) (レス) id: ed6862cba5 (このIDを非表示/違反報告)
時の破壊者 - すっごく面白いです〜〜((((;゚Д゚))))))) しかも私の大好きな血界戦線とクラシカロイドって……ありがとうございます*\(^o^)/*(*^_^*) 更新頑張ってください 応援してます(((o(*゚▽゚*)o))) (2018年2月7日 7時) (レス) id: ed6862cba5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小夜 | 作成日時:2017年8月27日 0時