２話 ページ2
「ルー君！餃子焼くの終わったー？」
顔をひょいっと出し、台所に立っているクラシカロイドのルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、通称ベトを呼んだ。
ベトはモツの声に気付き、自信満々の笑みをしながら、片手にある出来立てほやほやの餃子を見せた。
「見よヴォルフ！我が全てを詰めた最強のギョーザーを！！」
そう言われ見てみるものの、見た目はいつもの餃子だった。
「ルー君、これのどこが最強なの？」
「見た目はそのままだ。しかし、中身は全て別物なのだ！」
「つまり、全部違う味って事？」
「まぁそう言う事だ。」
モツは餃子を１つ摘み、口の中に入れた。
「んー！おいひぃ〜！ほれなにあひ？」
「口の物が無くなってから話さぬか。それは、トマトとチーズを入れたものだ。どうだ？美味しいだろ？」
「うん！おいしかったー！」
「ところでヴォルフは何をしに来たのだ？」
「あ」
ここで、モツは自分が何をしに来たのかを思い出したのだった。
「何かくじ引きやるらしいよ？で、リッちゃんに頼まれて呼びに来たってわけ。」
「くじ引き？何を決めるのだ？」
「それは僕もまだ聞いてなーい。だから早く行こ！」
モツはベトの手首を掴み、他の住人達が集まっている部屋へと歩く。
「…おっ待ったせ〜！ って、何であの３人がいるの？！」
モツの視線の先には、ソファに腰をかけているヨハン・ゼバスティアン・バッハと、その後ろにはCLASKEY：KLASKYとして活躍しているピョートル・イチリチ・チャイコフスキーと、テクラ・バダジェフスカがい立っていた。
「何でとは失礼だなおめぇ！オラ達だって来たくて来た訳じゃねぇんだぞ！」
「チャ、チャイコちゃん！落ち着いて、ね？」
興奮しているチャイコをバダが落ち着くようになだめる。
「お父さんがね、バッハさん達にもメールを送ったらしいのよ。」
「メール？」
モツは首を傾げる。
「お父さんから来たのよ。クラシカロイドを４人くらい寄越してくれないかって。」
「それで誰が行くかを決める為に、くじ引きをしようって話になったわけ。」
リストの話を聞いたベトとモツは納得する。
その間に、シューベルトのお手製の棒が数本入ったくじ引きの箱を持ってくる。
「用意しましたので、早速くじを引いて行きましょう。」
とは言ったものの、くじを引く順番が決まっていなかったので、我先にと箱に群がって行く。
それを見ていた歌苗は「いい加減にして下さいー！」と怒鳴り、順番を決める事にした。
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小夜(プロフ) - それと、ありがとうございます！m(*_ _)m これからも読んで下さると嬉しいです！ (2018年2月11日 6時) (
レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 私はー、クラシカロイドではモーツァルト、血界戦線ではレオナルド、ですかね。更新長びいてすみませんm(_ _)m なるべく早くできるように頑張ります！ (2018年2月11日 6時) (レス) id: a4d0732062 (このIDを非表示/違反報告)
時の破壊者 - えっと……聞かれてないけど……一応…私の推しキャラはクラシカロイドではショパンさんが大好きで、血界戦線では堕落王フェムト様が大好きです♪( ´▽｀) (死ぬ程どうでもいい)← 小夜さんは、どのキャラがお好きなんですか(・・?) (2018年2月7日 7時) (レス) id: ed6862cba5 (このIDを非表示/違反報告)
時の破壊者 - すっごく面白いです〜〜((((；ﾟДﾟ))))))) しかも私の大好きな血界戦線とクラシカロイドって……ありがとうございます*\(^o^)/*(*^_^*) 更新頑張ってください 応援してます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2018年2月7日 7時) (レス) id: ed6862cba5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小夜 | 作成日時：2017年8月27日 0時
