麻薬＿Eiji◎ﾘｸｴｽﾄ※ ページ20
インターホンを押すと、しばらくしてドアが開いて、
隙間から見えた目にしみる赤。
中に入れば、言葉を交わすこともなく、強引に腕を引かれ寝室へ。
コートを脱ぐ暇さえあたえない彼に押し倒され、
何度目か分からない、彼の匂いに包まれる。
真っ赤な長い髪の隙間から覗く瞳は、まっすぐ私を見ていた。
「エイジ…」
「…なに」
短く、低い彼の声が、耳で反響する。
そっと私の首筋にキスを落とすと、耳元で呟いた。
「緊張してんの?今更」
「ちがっ…」
彼の声は、まるで麻薬のように私の体中に回って、息が苦しい。
スルリと服の中に入り込む大きな手。
慣れた手つきで服を脱がしていく。
「…っ」
「声、我慢すんなよ」
「やっ…」
「もっと啼けよ。お前の喘ぐ声、聞かせてよ。」
私を嘲笑うように目を細る。
脱がされた服が、床に落ちた。
「これ、まだ残ってたんだ」
首元に残る”痕”を撫でる。
「…んっ」
「もうそんな息荒いんじゃ、もたないよ」
「エイジだって…興奮してるくせに…」
(自分のつけた痕に興奮するなんて、ほんと、変態)
熱を帯びた吐息が絡み合う。
唇は触れそうな距離にあるのに、キスはしてくれない。
でも、私からキスなんてしない。悔しいから。
肩に触れる彼の指が熱い。
顔にかかる吐息も、私の頬も。
「気持ちいいんだ、よかったね」
余裕のある表情で、私を見下ろす。
「…も、無理…」
「俺はまだ、満足してないんだけど」
「んっ…意地悪…」
「泣いたって逆効果だから」
汗ばむ体が触れるたびに、嫌なくらい感じてしまって、
「あっ…」
それでも抵抗できない私は、
彼のことが好きすぎるのかな。
「ね…、エイジ…好き…」
「知ってる」
P.S.
こちらも大変お待たせしました…!!
ねるるさんリクエストでした。
ミルクティー＿Kanta→←おやすみ＿Rikuwo◎ﾘｸｴｽﾄ
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榮愛 - リクエストいいですか？水溜りボンドの二人書いてもらえますか？ (2018年3月28日 8時) (
レス) id: eebcc8fec2 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - すみれさん» 了解です！お好みのシュチュエーションなどはございますか？ (2018年1月28日 17時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - おるたなの渋ジャパ下さいぃぃぃぃい(土下座) (2018年1月28日 17時) (レス) id: b2ee1e5041 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - リクエストを書いてくださりありがとうございます！大丈夫です、バッチリキュン死しましたから(￣▽￣)またリクさせてくださいm(_ _)m (2017年12月19日 15時) (レス) id: eb6c37d723 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - ぴちこさん» リクエストありがとうございます！大変申し訳ないのですが、説明欄に書いてある方のみのリクエストをお受けしております。せっかくリクエスト頂いたのに、お答え出来ず大変申し訳ないです… (2017年12月17日 23時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬名 郁 | 作成日時：2017年8月10日 5時
