占いツクール
検索窓
今日:10 hit、昨日:126 hit、合計:57,842 hit

秘密ごと《田中》如月梦さんリク ページ40

「ねえ、痛いよ…」

弱々しい彼女の言葉を無視して、腕を引く。
もう夕方だっていうのに、一向に引く気配のない暑さ。
額から流れる汗が首筋を伝う。

人目のない準備室に連れ込むと、鍵をかけた。
その勢いで、彼女を壁に押しやる。

ビクッと肩を震わせた彼女が、不安そうにこちらを見上げる。

「せんせ…どうしたの?」

震える唇を塞ぐようにキスをした。
狭い室内に、水音が響く。
唇を離すと、顔を赤く染め、息を乱した彼女。
それが妙に色っぽくて、心臓が鳴った。

「さっき、教室で何してたん」

「数学で分からないところあったから、佐藤先生に教えてもらってたの…」

「そんなん、俺に聞けばいいやろ」

二人の吐息が混ざる。
彼女の首元から胸の間へと落ちる汗がいやらしい。

学校で、しかも教師としてあるまじき行為に、罪悪感と背徳感が募る。
だけど、この感情を止める理性などどこかに消えてしまっていた。

「ごめん、強く言い過ぎたわ…」

涙目の彼女を見て慌てて謝る。
彼女の肩から離そうとした腕を掴まれた。

「好き、」

俯く彼女が呟く、甘い言葉。
掴まれた腕が熱い。

「心配しなくても、私先生のことしか見てないから」

急な上目遣い。息を飲む。
可愛いと思ってやっているのか?
彼女のことだからきっとそうだ。

「嫉妬深い先生も、好きですよ」

誘っているようにしか思えない発言。
俺は、その罠にまんまと引っかかって、再び彼女の唇を奪う。





「このことは、秘密な」
「分かってますよ」

俺と彼女の、誰にも言えない秘密ごと。

ねっちゅうしょう《エイジ》→←空気抵抗《トミー》



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
285人がお気に入り
設定キーワード:Youtuber , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

クロハ(プロフ) - ありがとうございます…最高です… (8月7日 14時) (レス) id: 6a4238f2b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ - ありがとうございます(´;ω;`) (8月4日 18時) (レス) id: 874f7f8e04 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - クロハさん» わかりましたー! (8月4日 15時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)
クロハ(プロフ) - またまた失礼します(*´-`)エイジ君で甘めなのお願いできますか? (8月4日 2時) (レス) id: 6a4238f2b9 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - 翡翠さん» 本当ですか!そういっていただけて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします! (8月1日 20時) (レス) id: 60b5c0e445 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:瀬名 郁 | 作成日時:2017年4月7日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。