占いツクール
検索窓
今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:60,336 hit

賞味期限《ンダホ》 ページ3

「あ、」

キッチンから彼女の声がしたから行ってみると、

「これ、賞味期限切れてる」

彼女の手にはスプーンと、賞味期限が切れているというプリン。
彼女は少し顔を顰めて、

「食べようと思ったのに〜〜」

って、頬を膨らます。

「しょうがないよ。
また買ってくればいいじゃん」

ポン、と軽く頭を撫でてやると、"うん!"っていつもの彼女だ。
その笑顔に、思わず胸が鳴る。


「ねぇ、」

彼女の口から発せられたそれに、"ん?"と返す。

「恋にも賞味期限があるの、知ってる?」

そんな話聞いたことない、と軽く首を傾げれば、"あのね"と彼女の言葉が続く。

「恋の賞味期限は、その人を好きになってから三年なんだって」

"三年"という数字。
俺が彼女を好きになってから、もうすぐ三年だ。

「恋って、プリンみたいにもう一度買うことって出来ないじゃない?」

「うん」

「だからね、その先も好きでいるためには、三年以内に、その人にもう一度恋する必要があるの」

同じ人にもう一度恋することなど、可能なのだろうか。
そんな疑問が頭に浮かんだ。
目の前にいる彼女に、Aに、もう一度恋をしなければいけない。
それは可能なのだろうか。

もし俺が、Aにもう一度恋したとしても、彼女はどうなのだろうか。
彼女は、俺にもう一度恋してくれるだろうか。

「でも安心してね。
私多分、ダホくんに毎日恋してるから」

「え?」

「私ね、ダホくんの笑顔とか、さり気ない優しさとか、ちょっとした仕草とか、貴方の全てに恋してるの」

(なんだよそれ…)

目の前で笑う君が、愛おしくて、愛おしくて、
気づいたら抱きしめていた。

"ん?"と耳元で、彼女の動揺した声が聞こえる。

ふと思い出したあの瞬間。
俺が彼女を好きになった、あの瞬間の感情が蘇る。
胸が苦しくて、愛おしくて、

「俺もっ、お前の事好きだよ。
ずっと、ずっと…」

溢れた想いは言葉に変わり、俺の口からポロポロと零れ出す。

「ありがとう」

そう呟く君に、俺は明日も恋をする。

_____________________
久しぶりの更新、失礼します。
最近更新できてなくて申し訳ないです…
更新頻度をまた戻していきますので、気長に待っていただけたら幸いです。

君の恋愛相談《ダーマ》→←秘密《ツリメ》



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (72 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
278人がお気に入り
設定キーワード:Youtuber , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

クロハ(プロフ) - ありがとうございます…最高です… (8月7日 14時) (レス) id: 6a4238f2b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ - ありがとうございます(´;ω;`) (8月4日 18時) (レス) id: 874f7f8e04 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - クロハさん» わかりましたー! (8月4日 15時) (レス) id: b502a9e7b5 (このIDを非表示/違反報告)
クロハ(プロフ) - またまた失礼します(*´-`)エイジ君で甘めなのお願いできますか? (8月4日 2時) (レス) id: 6a4238f2b9 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - 翡翠さん» 本当ですか!そういっていただけて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします! (8月1日 20時) (レス) id: 60b5c0e445 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:瀬名 郁 | 作成日時:2017年4月7日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。