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「くだらない話にも飽きてきたわ。そろそろどうにかしましょうか」
「あは、僕を殺すの？」
「ええ」
正直フェリドの処遇などどうでもいい。彼が私と同じく不死身の体を持っていようが、火炙りでもなんでもすればいい。
誰かの悲鳴を聞いたところで、恐怖する心も同情する心も持ち合わせていないのだから。
「えー、クララちゃん相手じゃ僕に勝ち目はないなぁ」
「当たり前でしょう？」
それに、貴方の目的は私に殺されること。わざわざ脱走し、こんなところで騒ぎを起こして私を呼びつける理由はそれぐらいしか見当たらない。
「さっさと自決すればいいじゃない。吸血鬼の癖に死ぬ勇気もないのね」
「違うよ。吸血鬼は退屈だ。そんなながーい人生の中で少しぐらいイベントがあってもいいだろう？」
そう言ってフェリドは肩を竦める。まるで私の方が分かっていないとでもいうように。私は呆れるように小さく息を白と手に持ったレイピアを構えた。
「貴方と戦うのすごく面倒なの。首を落としてあげるから、抵抗せずにさっさと死んでくれるかしら。こんなことに私の手間を取らせないでくれる？」
「そこはせっかくだし少しは遊ん、、、」
クララは、そのままフェリドの話に一切耳を傾けることはなく目にも止まらぬ速さでフェリドの首を落とした。元々フェリドも逆らう気もないのだ。抵抗などされずにゴロゴロと気味の悪い音がして頭が転がる。
辺り一帯に、それは真っ赤な鮮血の湖が広がった。
「はは、さすがは第三位始祖だねぇ。」
フェリドは顔に紫の紋様を浮かばせながら、それでも笑った。そんな様子をクララは静観すると、そのままフェリドの頭へ近寄る。
「、、、、」
「ああ、最後に。賢いクララちゃんならもう気づいてるとは思うけど、、」
かは、とフェリドは吐血しながらもニヤリと嗤う。
「死んだら帰れるよ。」
そう言ってフェリドは灰になった。
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Reina(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！私生活の方が忙しくて中々時間が取れなかったのですが、そう言っていただけるととても嬉しいです。頑張ります！ (2021年10月24日 19時) (
レス) id: b4ccc6a785 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 更新お久しぶりです！もう更新しないのかなぁと少し不安になってましたがありがとうございます！ほんとにこの小説面白くて大好きです！無理だけはせずにこれからも頑張って下さい！ (2021年10月24日 3時) (レス) @page26 id: 9bb0d4787d (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀 - いつも楽しく拝見させていただいております。更新を楽しみにしてお待ちしております！頑張ってください！ (2021年7月18日 17時) (レス) id: e5f7c718e0 (このIDを非表示/違反報告)
Reina(プロフ) - れんさん» ありがとうございます (2021年5月25日 16時) (レス) id: b4ccc6a785 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - ご対応頂きありがとうございます！これからも更新楽しみにしております。季節の変わり目ですのでお身体にはご自愛くださいませ。 (2021年5月25日 1時) (レス) id: cf8acd5d9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Reina | 作成日時：2021年2月11日 2時
