16話 「波乱と特攻の時間」by Aoto ページ16
現在、時刻は午前9時。
業務連絡通りに集まった面々。
「あの……碧斗くんは?」
「遅刻じゃない?」
「おいおい、マジかよ。で、朔夜が来るとはな」
「別に。望美が来るからであって……」
「でも、気合入ってるよ?」
「う、うるさいっ!」
四人は焦った。特に蒼樹は。
紅葉の顔が般若と化している。
「…………す」
マジギレ紅葉の対応に困っていると……
「ごっめーん!遅れちまったぜ!」
「……」
「あれ、あ……いや、その……ええとですね」
「理由次第では頭と体がバイバイすることになるわよ」
「ヒェッ!マジでごめんなさい!」
「もう行くわよ。話は道中で聞く」
「は、はいぃ……」
碧斗の弁解を要約しよう。
「ナンパ?」
「はい。結構しつこかった……」
「遊園地にありがちなフラグ……使えるわね」
「?」
「ナンパ野郎への生贄。サクリファイスにしようかな」
「マジ?」
「マジ。安いもんよね?緋奈!」
「もちろん!」
「??」
望美は不思議そうな顔をしていた。
頭にハテナの彫刻を浮かべる。
「要するに、安心していいってことで良いんですよね?」
「まぁ、そうだね」
蒼樹が時計を見て叫んだ。
「おい!急がないと間に合わないぞ!」
「走るの!?」
「望美は?」
「私は大丈夫です!」
「いーくぜえええええ!」
六人それぞれで陸上の世界記録が出せそうだ。
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作者名:アンノーン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kronos1/
作成日時:2018年12月10日 18時