検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,638 hit

16話 「波乱と特攻の時間」by Aoto ページ16

現在、時刻は午前9時。
業務連絡通りに集まった面々。

「あの……碧斗くんは?」
「遅刻じゃない?」
「おいおい、マジかよ。で、朔夜が来るとはな」
「別に。望美が来るからであって……」
「でも、気合入ってるよ?」
「う、うるさいっ!」

四人は焦った。特に蒼樹は。
紅葉の顔が般若と化している。

「…………す」

マジギレ紅葉の対応に困っていると……

「ごっめーん!遅れちまったぜ!」
「……」
「あれ、あ……いや、その……ええとですね」
「理由次第では頭と体がバイバイすることになるわよ」
「ヒェッ!マジでごめんなさい!」
「もう行くわよ。話は道中で聞く」
「は、はいぃ……」

碧斗の弁解を要約しよう。

「ナンパ?」
「はい。結構しつこかった……」
「遊園地にありがちなフラグ……使えるわね」
「?」
「ナンパ野郎への生贄。サクリファイスにしようかな」
「マジ?」
「マジ。安いもんよね?緋奈!」
「もちろん!」
「??」

望美は不思議そうな顔をしていた。
頭にハテナの彫刻を浮かべる。

「要するに、安心していいってことで良いんですよね?」
「まぁ、そうだね」

蒼樹が時計を見て叫んだ。

「おい!急がないと間に合わないぞ!」
「走るの!?」
「望美は?」
「私は大丈夫です!」
「いーくぜえええええ!」

六人それぞれで陸上の世界記録が出せそうだ。

17話 「新年と感謝の時間」 by Unknown→←15話 「部活と業務連絡の時間だってよ」by Soki



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:名前変換オリジナル , 恋愛 , 高校生 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アンノーン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kronos1/  
作成日時:2018年12月10日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。