炎柱の双子の妹【鬼滅の刃】

兄妹であること ページ19

Aは正直に全てを話した。片割れである杏寿郎にはこれ以上、隠し事をしたくなかったからだ
　
　
「そうか…じゃあ、君は俺達のために…」
　
　
『黙っててごめんね。もし嫌なら私は家を出て行くから…「それはダメだ」…えっ？』
　
　
「家を出て行くのはダメだ。ただ驚いただけだ」
　
　
『杏寿郎…』
　
　
「Aが何を知ってようが関係ない。君は俺の大事な妹だ。忘れないでくれ」
　
　
『うん…』


「父上や母上、千寿郎もAが出ていけば悲しむ。俺も悲しい」
　
　
『………』


「皆を幸せにすると言ったが俺達はAが幸せじゃないとダメだ。だから、A…君も一緒に幸せにならねばな！！」
　
　
『…うん！！』
　
　
「さあ、帰ろう。皆が待っている」
　
　
『そうだね』
　
　
2人は久しぶりに手を繋いだ

終幕→←．

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