雷門に来たシードは豪炎寺の義弟でした２【イナGO】 (ページ28)

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特別編　4　聖竜と激流　ページ28

「これが本物の化身シュートというものだ!!」
白滝が空に向かって手を伸ばし、Aたちがつられて視線を上にあげるとー

ーそこには神々しささえ感じさせる竜がいた。

「あ、あれは聖竜シャイニングドラゴンか！？」
(おいおい、昔見たときとは迫力が全然違うじゃねーか！あいつが白滝の姿をしたバケモノだったっての方がまだ信じられるくらいだ。)

「フッ、A、今更気づいたようだな。貴様も多少は腕を上げたのかも知れんが、今の俺は昔の俺とは比較にならんぞ？いや、元からお前は一度も俺に勝ったたことがないから比較もできんか？」

「お喋りはそこまでだ、白滝！やれ!!」
牙山の声で白滝がシュート体制に入る。

「チッ、下衆が。まぁ良い、雷門イレブンよ喰らうがいい!」

「ホワイトハリケーン！！」
Aは白滝がシュートを打つまでの時間がその一瞬、とてもゆっくりに感じられた。これから蹴り出されるシュートの威力に本能的な恐怖を覚えたのだと。車にぶつかる前に世界がゆっくりに感じたり、走馬灯が生じることと同じことが自身に起きているのだと思った。

ーそしてインパクトの瞬間、世界が急激に動き出す。

「こっ、このパワーは！！？のわァっ！！！」

竜巻の様な衝撃をはらんだ白滝のシュートはAを始めとする、雷門の化身使い、DF、GKを全て吹き飛ばし、ゴールに突き刺さった。

「これが、俺の化身シュートだ。」

続く

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次回に続きます。佐藤ほまね