雷門に来たシードは豪炎寺の義弟でした２【イナGO】 (ページ25)

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特別編　1　課題ページ25

「帝国学園と練習試合ですか！？」
鬼道コーチの言葉に対して出た神童の言葉は他の雷門サッカー部の考えを代弁するものだった。
「そうだ。今の雷門は確かに強い。神童と三国の二つの司令塔がいることで攻めも守りもバランス良いチームだと言える。……だが、正直言ってまだ若さが残るチームだと俺は思う。特に…」

「天馬とAだな。」
「…そうだ円堂。天馬は試合中よく周りを見ている。だが、自身で決める選択肢が十二分にある時でも味方を意識しすぎて攻めがワンテンポ出遅れてしまうことが良くある。」
「だってさ、天馬。」
「…A。お前は口では連携、協調と言うが試合でのお前のプレーはワンマンが多い。今、雷門で一番チームを意識すべきはA。お前だと俺は思う、」
「だとさ、A。」
「……不良もどきのくせに。」

「そこでだ。各自の課題点を俺と円堂で作成した。その紙に書いてある事項を意識して、練習試合に望んでくれ。」

「何も実践的な試合でなくてもいいんじゃないですか？５VS５の紅白戦とか？」

「俺は、練習以上の実力を本番でそう簡単に出せるとは思わん。」

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そして朝8時の部室に至る。
「何が、俺は練習以上の実力を(以下略)だよ！日曜日に実践形式の一日練とかやってらんねぇよ。」
「A。でも鬼道コーチの言ってることはもっともだと俺は思ったよ。」
「……そうなんだよなぁ…。」
「おい、天馬、ワンマン、さっさとバスに乗れ。」
「わかったよ、赤インナー君。」

こうして俺たちは雷門キャラバンに乗り帝国学園に向かったー

ーはずだった……。

続く。