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#45 ページ45
｢ねえ｣
｢ん？｣
私を呼んだのは北斗だった。
｢なに？｣
北斗 ｢ぼーっとしてるけど大丈夫？｣
｢あ、うん｣
北斗 ｢次自習らしいんどけど移動教室だから3階行くよ｣
周りを見たら私と北斗しかいなかった。
ふたりで廊下を歩く。
北斗 ｢今日変だけどどうした？なんかあった？｣
｢うんん｣
北斗 ｢そっか｣
北斗は気づいてるけどそれ以上は聞いてこない。
それが彼の優しさ。
｢ごめんね北斗｣
北斗 ｢ん？｣
｢私ね、分からないんだ｣
北斗 ｢何が？｣
｢好きな人がいるんだ。でも、分からないの｣
北斗 ｢うん｣
｢好きなのにそれがひとりじゃないような。｣
北斗 ｢選べないの？｣
｢うんん。きっと選べるんだろうけど、はっきりしてないの。｣
北斗 ｢迷ってるんだ｣
｢うん、そうなのかも。でも答えは出てるような気もするんだ｣
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莉生(プロフ) - とても面白いです！続き楽しみにしています！ (2019年7月5日 18時) (
レス) id: b890d2b513 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺 | 作成日時：2019年6月27日 20時
