にじゅう ページ21
.
その日、大学が終わったのは午後６時。
結構勉強したんだなあ、と思っていたら咲に肩を叩かれた。
咲「ね、せっかくだしSixTONES行かない？」
SixTONES……ああ、ホストクラブ。
私は首を横に振った。
『今日は遠慮しておくね。』
咲「えっ、北斗くんに会えなくていいの？」
私が断ると、咲があからさまに驚いた表情をする。
北斗くんに会えなくても、って今日会ったばかりじゃん。
『うーん、今日はもう会ったし、いいや。』
もう一度断ると、咲は「そっかあ」と残念そうに呟いた。
断った本当の理由は、ホストとしての北斗くんに会いたくなかったから、なんておかしいから言わないけど。
女の子とベタベタ絡んでるそんな姿、見たくなかった。
不意に、メッセージアプリの北斗くんのトップ画像を思い出す。
女の子との、ツーショット。
…彼女とか、いるに決まってるし。
ブルーな気分になってため息をつくと、咲が私の顔を覗き込んで言った。
咲「本当は行きたいんでしょ。」
『えっ？』
図星を突かれて黙り込む私を、咲が試すように笑った。
私が静かに頷くと、咲は私の手を引いた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1355人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つくも(プロフ) - ぽむりんこむさん» ほっくーん？何で知ってるのー？w誰目線だよw (2019年11月16日 22時) (
レス) id: 133d970256 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - つくもさん» だーよーねー私もやだ(え) (2019年11月4日 13時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
つくも(プロフ) - うわー…こんな母親絶対ヤダ! (2019年11月3日 19時) (レス) id: 2dbd3a86f8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - つくもさん» 待ち遠しかったね (2019年11月3日 17時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
つくも - 別垢→本垢 わぁーいやっとくっついたぁぁー(^^) (2019年11月1日 19時) (レス) id: 28bca7f31f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽむりんこむ | 作成日時：2019年9月29日 18時
