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じゅうに ページ13

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北斗サイド









小首を傾げてカフェテリアを出て行くAちゃんの背中を見送った。






俺は小さくため息をついて肩幅を狭める。



左斜め前に座って居た樹が呆れたように笑った。






樹「おま、想像以上の奥手だな…」





咲「ほんっと。周りから見たらもうバレバレよね。あの子鈍感だからいいけど。」







樹に同調するように、咲ちゃんがため息をつく。




あーもー分かってるのに。





ていうか、俺いっつもはグイグイ行くのに、なんでこんな時ばかりは奥手になっちゃうんだ。









咲「好きなんだったら、もっと積極的になればいいのに。」



北斗「…そうだよね………って、え!?」







さらりと流すように『すき』という言葉を発した咲ちゃんを食い入るように見つめる。






樹がまたため息をついた。






樹「お前さ、前の時『好きじゃない』って言ってたけどもうバレバレだわ。」






そう言いながら、さっき届いたブラックコーヒーを一口飲む。






樹の言葉に、俺は目をパチクリさせた。








樹「お前もしかして気づいてねえの?」



北斗「気づく、って…」





咲「ああ、もう。自分の気持ちにも鈍感ってなによあんた。」






なかなか気づかない俺に、咲ちゃんがイラついたようにそう言った。






カフェオレを飲むと、ため息をついて肩をすくめている。









咲「そんな奥手で、よくホストなんかやってるね」








咲ちゃんが冗談まじりの笑みでそう言った。




…俺に勇気があれば。







一緒に帰ろう、


一緒に遊ぼう、


一緒にどこか行こう。






誘う言葉はいくらでもあるのに、彼女の前では喉が引っかかるようになって、言葉が出ない。








さっき隣に座られた時も、とっさに顔が赤いのがばれたくなくてそっぽを向いてしまった。



それが原因か分からないけど、前の席に移動してしまったし。





俺ったら、ほんっとに勇気も何もない。男気ってものもない。







ため息をついて、俺は2人が歩いて行った道を目でたどった。









カフェテリアの外で、少し小さいAちゃんの背中と、さっきの店員さんの姿が見える。



なかなか帰ってこない二人に、俺は俯いて諦めようか、なんて甘えを考えた。









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じゅうさん→←じゅういち



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つくも(プロフ) - ぽむりんこむさん» ほっくーん?何で知ってるのー?w誰目線だよw (11月16日 22時) (レス) id: 133d970256 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - つくもさん» だーよーねー私もやだ(え) (11月4日 13時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
つくも(プロフ) - うわー…こんな母親絶対ヤダ! (11月3日 19時) (レス) id: 2dbd3a86f8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - つくもさん» 待ち遠しかったね (11月3日 17時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
つくも - 別垢→本垢 わぁーいやっとくっついたぁぁー(^^) (11月1日 19時) (レス) id: 28bca7f31f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽむりんこむ | 作成日時:2019年9月29日 18時

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