ストーカー? ページ31
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いや多いな。何個か重なってるあたりアホ丸出し。
そんなこと言ったら外出禁止になりそうだから言わないけど。
ちなみにこれはLIKIYAさんと陣と海青と吉野で決めたことらしい。
よくあんな短時間で決められたね。
「分かったら返事。」
「あ、はい。」
「……よっし。じゃあリビング降りましょ!」
吉野はそう言って、写真と手紙をビリビリに破いてゴミ箱にぽいっ。
そしてさっきの人一人殺せそうな表情から一転、いつも通りのあのニコニコ笑顔で言った。
……RAMPAGEで一番怒らせてはいけない人は吉野だと確信した。
ふと立とうとすると、痺れてすっかり機能しなくなった私の足の存在を忘れていて、吉野に倒れ込んでしまった。
「っ、いったぁ、……」
「おぉ、Aさん大丈夫?」
「だ、大丈夫デス、」
「なんで敬語、(笑)」
いやいや、怖いもん。めっちゃ切り替えすごいじゃん、きみ。
びっくりしたよほんと。さすが司。
「歩けます?」
「歩け、ま、……す」
「ほんとに?(笑)」
「……歩けないって言ったら、?」
私がそう言うと、吉野はニヤッと笑って私の膝の裏と背中に腕を回した。
その、いわゆる、……お姫様抱っことやら(小声)……。
「ちょ、アホ、歩けるから、!」
「もー暴れないの。落ちるよ」
「どーせ落とさないでしょ!ねぇみんなに見られたら恥ずかしいから、!」
「うるさいなぁもう。ちゅーするよ?」
「ちゅ、?!ふざけんなっ!」
「んふ、じょーだんじょーだん」
Aさんも可愛いとこあるじゃん、と吉野。
ふざけんな、どういう意味だよアホ。
と、ついに到着してしまったリビング。
……え?ちょ、え?
ここでおろしてよ、ねぇ?吉野くん、?
いやいや、そんな普通にドア開けないでよ。待って待って。
「はよざいまーす」
「はよざいますじゃない!おろしてって!」
「うわっ、朝からお熱いですねぇ!」
「翔平そういうのいいから!吉野!おろせっつってんじゃん!」
「暴れたら落とすよって言ってるでしょ」
「もうほんとにいいって!歩ける!大丈夫!」
「「「(なんだコイツら。)」」」
なんか非リアの妬みが聞こえる。()
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作者名:L | 作成日時:2020年3月27日 21時