エイプリルフール ページ23
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到着。
……え、まって、なんかHIROさんいるんだけど。
え、私HIROさんまで手回してないよ?
チラッとトレーナーさんを見ると、なんか頷いてる。
あ、……んー、大丈夫よってことなのかな。
「Aちゃん初ボイトレ楽しんでね」
「あ、ありがとうございます、」
「(ニコッ)」
HIROさんがニコッてした。
これ嘘ってわかってるタイプだ。
トレーナーさんありがとう。
「じゃあ最初やろっか」
「え!なんでですか?!」
「期待の新人ってことで、はい!ここ!(笑)」
しゅーりょー。
なぜか新人の私が一番最初にやらされてました。絶対トレーナーさん楽しんでる。
てか、ボイトレってこんなきついんだ。やばくない?
ちょっと見直したわ。
あ、吉野チラってこっち見た。
なんかドヤってるし。
でも私よりスムーズだし、やっぱりボーカルってすごい。
壱馬と陸もボイトレは終了。
……ここでばらしちゃう?
で協力してもらう?
てか正直オチ考えてなかったんだけど。
どーしよ。
……あ、一緒に考えてもらお。
「トレーナーさん」
「「……あ、(察し)」」
「せーのっ」
「「「ドッキリ(?)大成功〜!」」」」
「……うわ、やっぱエイプリルフールや、(笑)」
「え!そういうこと?!(笑)」
「え、じゃあボーカルっていうのは、」
「なしでーす!」
引っかかったー、おもしろー。(笑)
とか私が3人を笑っていると、なんか悩んでるHIROさん。
……なんか嫌な予感がするよ。
やめてよ、私はお風呂の歌姫でいいの。
お風呂で自分が満足する歌が歌えたらもうそれで……、
「……いや、アリかも」
「ナシです」
「いいんじゃない?(笑)」
「ナシ!です!!」
本気で考えてる感じのHIROさんと、ちょっと、……普通に笑ってるトレーナーさん。
ねぇ!やだ!私パフォーマー!
「でも俺もAさん上手いと思ったよ」
「壱馬まじ余計なこと言わないで」
「俺も」
「僕も」
「ほんとにやめて、HIROさんが変なこと思いついちゃう」
嘘ついたらその後が大変なんだってことを学びました。(切実)
ソロとか悪魔の言葉がHIROさんの口から出てきたよっていうのはまた別のお話。
……あ、パフォーマー勢の存在忘れてた。
まぁ適当に嘘でーすって言っときました❤(雑)
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作者名:L | 作成日時:2020年3月27日 21時