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そこへタイミングよく前の扉を開けて、ロン毛の教師が教室に入ってくる。
何を隠そう、このクラスの担任。椋木である。
三橋達を3、4度見すると、激しく揺れながら彼らに近づいていった。
「そそそのモスグリーンの制服はもしかしてもしかすると、ほっほほほほ」
訳の分からない動揺の仕方をする椋木を見て、Aは元気よく手を上げて起立する。
「はじめまして。北根壊高校のAです！今日も元気です！宜しくお願いします」
「うんうん、すっごい良い返事。すっごい良い子。先生びっくりしちゃった」
Aを褒めながらも、しかし椋木は困った顔で言う。
「でも、困るなぁ…他校の生徒がお昼休みに遊びにくるとなると…君の学校の校長先生に報告しなきゃいけなくなるから…」
「校長なら私が転校初日にぶっ飛ばしたんで何も文句言わないと思うんで大丈夫です」
「うんうん…そうか…ぶっ飛ばしたか…。
君、可愛い顔してとんでもないこと言うね」
椋木の発言を無視して、Aは話を続ける。
「それに、今日は喧嘩しにきた訳じゃないんですから！仲良く弁当食べに来ただけです」
「そうか。ならよし」
「「いいのかよ」」
椋木の、それはそれは素早い変わり様に伊藤と三橋は声を揃えた。
「軟高って面白いですね。私大好きです」
Aはお腹をおさえながら笑った。
三橋と伊藤はキョトンと顔を見合わせる。
それほどまでに彼女の笑顔が魅力的だったのだ。
「え？…あの、Aさん最後の文だけもう一度言っていただけますか？」
調子に乗って身を乗り出す三橋を、今度は伊藤が引っ叩いた。
「馬鹿三橋」
「いいじゃねえか…」
「やめてよぉ…もう笑わせないでくれ…」
教室内にどっと笑いが起こる。
窓の外では綺麗な青空が広がり、
この出会いを祝福するように何匹かの鳥が元気よくその空を羽ばたいて行った。
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ひんやりだんご(プロフ) - さ??♀?さん» ありがとうございます！これからも宜しくお願いします！ (2022年3月27日 20時) (
レス) id: c7dc0d49c1 (このIDを非表示/違反報告)
ひんやりだんご(プロフ) - 子猫さん» 応援ありがとうございます( ´ ▽ ` )検討させていただきますね！ (2022年3月27日 20時) (レス) id: c7dc0d49c1 (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - 最高です！ (2021年5月23日 2時) (レス) id: 74c8bfbc36 (このIDを非表示/違反報告)
子猫 - 凄く面白くて一気に読んでしまいました！北根の小説全然ないから嬉しいです！ひんやりだんごさんさえ良ければ理子ちゃんと夢主が戦うのも凄く見てみたいです！ひんやりだんごさんさえ良ければ書いてください！ (2021年2月1日 3時) (レス) id: 54bec7b90e (このIDを非表示/違反報告)
ひんやりだんご - Luaさん» 楽しんでいただけて良かったです！これからも応援宜しくお願いします！ (2020年9月20日 15時) (レス) id: 6187d0d719 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひんやりだんご | 作成日時：2020年7月23日 17時
