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今井はうずくまる。
血まみれになりながら、おおいかぶさるようにして涼子を守っていた。
悟の事を知られた以上、柳は涼子を口止めしておく必要があった。
「しばらく控えようと思ってたけどよ…」
そう言いながら胸元のポケットを探り、十八番のナイフを取り出す。
今井が今にもそれの餌食になろうとしたその時、聞き覚えのある声が路地に響いた。
その声の主は、持っていたほうきを肩にかつぎ、名乗りを上げる。
「町のゴミ掃除をする正義のみつはっしー、参上！」
「三橋じゃん…」
Aは、こんなにもはやく再開できるなんて思ってもいなかったので、金髪の彼の可憐な登場に
心の中で拍手を送った。
きっと谷川さんが助けを求めたんだろう。
「はっ…Aさん！！」
三橋は敵を前にしても一切ペースを乱さない。
「僕は喧嘩が強いAさんも大好きです！！！」
そう叫ぶ三橋を見て、柳はAを見上げる。
「随分と気に入られてるみてえじゃねえか」
「向こうが一方的なだけだよ」
Aは終始苦笑いだった。
北根壊生徒が三橋に攻撃を仕掛けるが、彼は持っていたほうきであっという間にそいつらを打ちのめした。
柳が今井から離れた所で、三橋は面倒臭そうに言う。
「今井、お前がラブシーンなんて百年早えんだよ」
「へへっ、羨ましいだろ」
「羨ましいわけねーだろ、そんな通り魔女！」
柳達が二人の会話に呆れていると、
遅れて谷川と悟、そして軟高のセーラー服を着た女子生徒がやってきた。
「女の子にこんな…酷い」
女子生徒はそう言って涼子に駆けよった。
綺麗な女の子だとAは目を見張った。
悟も涼子を抱き起こす。
「涼ちゃん！涼ちゃん！なんでこんなことに？」
「おい悟、お前なんでここにいるんだよ」
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ひんやりだんご(プロフ) - さ??♀?さん» ありがとうございます！これからも宜しくお願いします！ (2022年3月27日 20時) (
レス) id: c7dc0d49c1 (このIDを非表示/違反報告)
ひんやりだんご(プロフ) - 子猫さん» 応援ありがとうございます( ´ ▽ ` )検討させていただきますね！ (2022年3月27日 20時) (レス) id: c7dc0d49c1 (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - 最高です！ (2021年5月23日 2時) (レス) id: 74c8bfbc36 (このIDを非表示/違反報告)
子猫 - 凄く面白くて一気に読んでしまいました！北根の小説全然ないから嬉しいです！ひんやりだんごさんさえ良ければ理子ちゃんと夢主が戦うのも凄く見てみたいです！ひんやりだんごさんさえ良ければ書いてください！ (2021年2月1日 3時) (レス) id: 54bec7b90e (このIDを非表示/違反報告)
ひんやりだんご - Luaさん» 楽しんでいただけて良かったです！これからも応援宜しくお願いします！ (2020年9月20日 15時) (レス) id: 6187d0d719 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひんやりだんご | 作成日時：2020年7月23日 17時
