続 ページ20
『ほく〜』
完璧に目が覚めたAが俺の名前を呼ぶ
「はーい、今日どこ行く？」
『えっとね、今日は洋服買いに行きたいなぁ〜って』
「いいよ、車出す」
『ありがとう！』
はい、デート決定！！
準備してくる〜ってトコトコ走って自分の部屋に行くAを見送り、俺も着替えるため部屋に戻る
デートだからいつもよりシンプルで綺麗めな大学生みたいなコーデにしたけど、それがいちばんAとカップルに見える服なんだよな
着替え終わり、軽く髪の毛も遊ばせ準備できた所で、インターホンが鳴った
嫌な予感がするので、無視をしてたんだけど
「うるせぇな！！」
何回も押されるチャイムの音がうるさすぎて、玄関を開けてしまった
こんなことをするのは奴しかいねぇ
「遅せぇよ、北斗！！」
「は？朝から何だよ」
「えっ、待ってこの田中樹が来てあげたのにその態度なの？じゅったん悲しい…」
「いや、今日は無理帰って」
田中「まぁ、北斗に用があるわけじゃなくてAに会いに来たんだけど」
「無理」
田中「A〜！じゅったん来たよ〜」
「はぁ、うるせぇ…帰れって」
『あっ、じゅりくんじゃん！どうしたの？』
田中「うん〜？北斗と2人だと暇かなって思って、俺と仲良ししよ〜ってお誘いに来た(笑)」
「仲良しって…兄貴の前で言うなよ」
田中「何言ってんの？ナニするとは言ってないよ、仲良しするって言ってるだけだよ？」
「いや、するんだろ？」
田中「まぁ、その時の雰囲気にもよるけど？するかもね(笑)」
『じゅりくん、今日ねほくとお買い物だから終わってからならいいよ』
「いや、ダメだよ。今日はずっと一緒だから離さないから」
田中「お前の兄ちゃん激重彼氏かよ(笑)」
「久しぶりに休みなんだし、じゅりに取られたくないんだけど」
田中「A」
『ん？』
田中「北斗が寝てから俺ん家ね」
『ふふっ、いいよ！』
「ちょ、お前ら何こそこそ喋ってんだよ」
『内緒♡』
「可愛いけど、騙されねぇからな！今日は俺の部屋で抱きついて寝るんだからな！」
田中「えっ、お兄ちゃんキモすぎるんだけど…引くわ…」
「いや、兄貴の前で夜のお誘いする親友の方が引くんだけど…」
『どっちもどっちだよ(笑)』
Aが幸せそうならいいかななんて思ってるけど、親友に抱かれて帰ってくるAを迎えるのって結構メンタルくるんだよな…(笑)
俺だけのAでいて欲しいなんてワガママか
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Garnet(プロフ) - 初めまして設定がとても面白くて即ハマりました！小説更新楽しみにしております！！！ (2022年1月2日 18時) (
レス) @page4 id: d4e52eefe4 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - 女の子が一般人設定はよく見かけるんですが、逆の設定はあまり見ないので嬉しいです！これからも更新楽しみにしています (2021年3月20日 16時) (レス) id: 9403fb039b (このIDを非表示/違反報告)
N(プロフ) - とっても素敵なお話です！まさにこんなお話求めてました・・・！！もし可能でしたら主人公ちゃんの芸名も設定出来るようにして頂けたら嬉しいです！ (2021年2月12日 2時) (レス) id: 78b20ee244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろめる | 作成日時：2021年2月10日 23時
