今日もこの森の中で【ALL】 (ページ47)

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【茶番劇～白雪姫～】ページ47

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むかしむかしのそのまた昔

雪のように真っ白な…………イエベ春の肌と

真っ黒のショート…………カラーリングされたポニーテールの

それはそれはビューチフォーで世の中の誰もが振り向く美貌を持つA姫がおりました

夏のひまわりのような儚さと、薔薇のような妖艶さを兼ね備え

もちろんスタイルはボンキュッボンで、イケメンを惑わすイケナイ魅力も持っています

『あいつ自分で何言ってんだ。願望詰め込みすぎだろ。既に毒りんご食ったんじゃねぇの?』

『ホソギヒョン、いえべはる?ってなんですか?』

『パーソナルカラーってやつだよ。ジミニはブルベだね』

姫のその美貌に妬み、嫉み、僻んでいる1人の魔女は

『じっじ、自分より美しい女の存在は、ゆゆ許せない！』

と、悪い計画を立て始めます

『あっジヘさん!魔女の衣装似合ってる〜』

『ポニーちゃんはジヘヌナをダシに使う気だな?』

『カンさん、Aになんてことやらされて……。上に怒られるのは俺だぞ、勘弁してくれ』

それに勘づいたA姫はお菓子のお城を抜け出し、森の中に逃げ込みました

口にビーフジャーキーを咥え、両手にいっぱいのさきいかと柿ピーを抱えて

『ヌナバナナキックある?僕にちょうだい』

ずーっと奥に抜けた所に大きな家を見つけ、助けを求めるためにドアを叩きました

「ごめんくださーい！巷で噂のお姫様なんですけどぉー。かくまってくれませんー？」

『おやおやお客様がいらっしゃったみたいだ。どうぞお入りく――――あっ！！！……ごめん。ドアノブが、その』

「わぁ可愛い小人さんたち。ひぃふぅみぃ、7人もいるのね！早速だけど、今日から全力で私を守り抜きなさい」

その図々しさに小人の7人中6人は嫌な顔をして見せましたが、そんなの姫には通用しません

お願いではなく、命令だったのです

残りの1人だけは快くそれを引き受け、それはれは手厚くもてなしました

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