今日もこの森の中で【ALL】 (ページ32)

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『ほんとコレかっこいいです！全部僕好みだし。ヒョンたちやっぱりセンスありますね』

『喜んでくれて良かったよ。悩んでカスタムした甲斐あった』

『ふふっありがとうございます』

本当に嬉しそうだ

渡してから大事そうに抱えて離さない

無事に落ち着いてケーキを食べながら談笑していると、ジョングギは何か言いたげに私をチラッチラッと見ながら体をくねらせ始める

膝の上に乗せたシューズの紐の先を結んだり、解いたり、また結んだり、つんつん合わせてみたり

なんだなんだ、どうしたんだ

『どうしたジョングガそんなそわそわして。便所か？』

『うぅん』

『そんなに見つめてたらA穴あくぞ。何が言いたい』

『んーーぅ』

ユンギオッパの問いにも首を横に振るばかりで、まともな言葉を発しなくなった彼

しばらく視線を空中に彷徨わせた後、ゆっくりと口を開く

『あの、祝われついでにひとつお願いがあって、えっと、その、ヌナ？』

「わ、私？なな、なんでしょうジョングクくん……」

はっきりと言わず焦らしてくるもんだから和みモードだった空気に緊張が走り、自分の唾を飲み込む音が聞こえた

テヒョンイだけは何か察知しているのか、ジト目で彼を見ている

『あの、あのね。僕、ヌナから、その…………ぽっぽしてほしくて………………きゃっ♡言っちゃったっ♡♡』

「ぽぽぽぽぽぽっぽだとぉぉ！？」

両手で顔を覆って背中の方へ寝転がり、恥ずかしそうに足をばたつかせる

こんな照れ方するのはアニメでしか見たことない

隣のテヒョンイは“ おまえーやっぱりなー！ ”と彼の体をゆさゆさ揺さぶり

そんな事かやれやれといった表情をしている人もいれば、抑止したりする人もいて他の反応は様々

別にするのはいいんだけどみんな見てる前でってのもちょっとな……

いや、見てない所でするのもそれはそれで問題か

『いくらなんでもそれはダメだ！可愛いグギでもダメ！！』

『なんでですかホソギヒョン！だって今日僕が主役なんでしょ！？このたすき見てくださいよ！ちょっとくらい我儘聞いてくれてもいいじゃん！』

『いいか？ジョングガ。Aの保護者であるホソギと俺の許可が降りないとダメなんだよ。な？』

ホソギは立ち上がり、ナムジュニは彼の背中をさすって諭す

どうやらオンマとアッパの許可が必要らしい

2人がこんな反応を示すとは、意外だ

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