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Makoto side.
今から6、7年前の話。__________.
目立つことがなかった俺は、ずっと下を向いていた
…… 1人でダンスをする時だけを除いて。
あの頃はダンスが友達、みたいな感じで
いつもいつも 体育館の裏で1人で踊ってた
ある日、踊り終わったと同時に
拍手と 『すごーい!』という声が飛んできた
高1の夏だった
『ほんとにすごい!!』
そうやって拍手しながら近づいてきたのがAだった
慎「……ども」
初めてのことでどうしたらいいかわからず
またいつものように下を向いてしまった俺に彼女は
『、名前なんて言うの??』
って覗き込んで聞いてきたんだ
慎「…… 長谷川慎です、。」
『かっこいい名前だね。私はAっていうの。よろしくね!』
とびっきりの笑顔で握手を求めてくるAが 可愛くて
なぜか 世界で1番輝いて見えた
… たぶんあれが恋に落ちた瞬間だった
それから 俺が体育館裏で踊る度に毎日訪れてくれて
親しくなるのにそれほど時間はかからなかったと思う
彼女は同じ高校に通う2個上の先輩で、
頭がいいことで ちょっとした有名人だった
そんな人がなんで俺なんかと話してくれるのか
全然理解できなかったけど
踊り終わったあと、階段に並んで腰をかけて話すんだ
その日の出来事とか 家族のこととか 、、
お互い色んな話をする時間が本当に幸せだった
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あんず(プロフ) - 健太くんでヤキモチ系のお話みたいです! (2020年2月22日 13時) (レス) id: 39ba8778bf (このIDを非表示/違反報告)
はるいつ(プロフ) - 樹くんでハッピーエンドで終わるお話が見たいです! (2020年2月22日 13時) (レス) id: fa9797b079 (このIDを非表示/違反報告)
狼 - 続きが気になります!頑張ってください! (2019年11月12日 13時) (レス) id: 4dcb5a80ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすぱらがす | 作成日時:2019年10月6日 20時