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またガラッと引戸が開いた。
はっしーはさっと机の下に隠れた。

「渡辺いた!!サボるな!!!」
河合先生が来た。
なぜかジャージ姿で頭にタオルを巻いている。

「行きます。行くのでそんなに大きな声出さないでー!」
渡辺くんは保健室を出て行った。

「A先生、今度ご飯どうですか?」

『日にち次第で是非。』

「じゃあ今度一緒に行きましょう。」

『はい』

河合先生は出て行った。
それを確認してはっしーは机の下から出てきた。

「河合先生とご飯行くの??」

『さぁ???』

「誘われてたじゃん。」

『そうだけど、まだちゃんと行くって決めた訳じゃないから。』

「罪づくりな女だなぁ…。」

『悪かったわね!』

翌日
文化祭が始まった。
校内だけなのにも関わらずはっしーは保健室にいる。

『はっしー?』

「んー??」

『校内の人だけなのに文化祭楽しまなくていいの?』

「一緒に回ってくれるなら行く。」

『じゃあ一緒に行く?』

「うん」

私はロッカーから財布を出してロッカーの鍵を閉める。

『行こうか』

「うん」
はっしーは保健室の鍵を持って先に出た。
そして私が出て引戸を閉めるとはっしーが鍵をかけた。

二人で廊下を歩く。
はっしーとすれ違う1年生は憧れの先輩を見るような目ではっしーを見ている。
3年生はあぁ、あれが噂のというような目で見ている。



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作者名:197651549 | 作成日時:2017年9月23日 1時

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