保健室 1 (ページ29)

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ryosuke side

「そうなの！！
　Aだって河合先生とどうなの？」

『どうって…？ちょっとときめくことあるよ』

「お揃いのキーホルダー買ってたじゃん」

『買ってないよ』

「買ってたじゃん。ライオンのキーホルダー」

『あれは両方私のやつ。』

「そうなの…？」

『そうだよ。』

「Aのこと好き」

『………。』

「Aはどう思ってる…？」

『好き…でもダメだよ。
　私､先生だもん。クビになっちゃう。』

「じゃあ、卒業してそれでも好きだったらまた告白してもいい？？」

『うん！』

「………。」
黙ってAを抱きしめた。

『はっしー…？？』

「ごめん。部屋戻るね。」
そう言い残してAから離れた。
後ろから抱きしめられた。

『凄く嬉しかった。ありがとう。』

「うん」

二人でプールを出て着替えて待ち合わせをして
なぜか、部屋までAに送ってもらう。

「………。出ない。ふっかも照も出ない。」
どれだけ部屋チャイムを鳴らしても出ない。

『明日朝早いもんね…。寝てるのかな？』

「ふっかと照ダブルベットで寝てるんだよね…。」

『嘘でしょ…。』

「本当…。」

『あの二人仲良しすぎてちょっと怖い。』

「できてはないはず…。って言うか出ない」

『しょうがない。部屋来る…？』

「いいの？」

『いいよ。』

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