第三十一話：璃月のために ページ32
荻花洲についた。
る「鍾離先生！お待たせしました」
鍾「さほど待っていない。それより話がある」
な「甘雨さん！！」
甘「はい、私も来ました」
鍾「ファドゥイの公子は璃月に対して悪いことをしようとしているかもしれない。だが１つだけ阻止する方法がある」
ジ「なんですか！」
鍾「それは神様が神の心を渡すことだ」
こ「何、それ。岩神はご存じですか！？」
る「あの、こんな時になんですけど鍾離先生は岩神なんじゃありませんか？」
甘「そんなことを言っても無駄でしょう。それより、ファトゥス公子を倒すことです。黄金屋に居ますから倒してきてほしいのです」
ジ「でも、タルタリヤは仮にも俺たちに協力してくれたからな…」
甘「そんなことを言っている場合ですか！璃月の安全を考えてください」
鍾「甘雨落ち着け。だがその通りだ。璃月のことを考えるなら公子を倒すのが最善なのだ」
な「わかりました」
る「鍾離先生たちは何をするんですか？」
鍾「他にやらないといけないことがあるからそれを」
甘「そうだ！何か聞きたいことはありますか？他国のことでもいいですよ」
こ「稲妻について知りたいです」
甘「今あの国は鎖国しています。なのであまり詳しいことは分からないのですが…」
鍾「めがり令があると聞いたことがある。それは、神の目を持つ者から神の目を取り上げて稲妻城の前にある神像にはめ込むというのが内容だ」
る「そんな…あの！僕達みたいな人がいると聞いたことありませんか？」
ジ「名前は莉犬とさとみなんですけど」
鍾「鎖国しているからな。あまりあちらのことは分からない。稲妻に行けるのも商売目当ての人が離島までだしな」
甘「離島とは他の国から来た方を招く場所で、離島の先が1番栄えている場所なんです。でも他の国出身の人なら離島からは出られないと聞いたことがあります」
こ「逆はどうなんですか？離島に入ってくることは」
鍾「それは可能じゃないのか。分からないが」
る「そう、ですか」
甘「ごめんなさい。あまり答えられなくて」
な「いえ」
る「ではとりあえず黄金屋に行ってきますね」
鍾「よろしく頼む」
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作者名：華本紫苑 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sion2121/?fp=
作成日時：2022年10月15日 17時
