胃薬が二錠 ページ4
とりあえずしのぶさんから貰った胃薬を飲もう。
適当に棚を漁って薬の瓶を探す。
『お、あった』
小さめの瓶を取り出し、中から一錠だけ薬を出す。
粉じゃなくてよかったよ本当に…
小さめの玉薬を飲んで、再び棚にしまった。
『今日は確か任務が入ってたような…どうか単独任務でありますように…』
なんとも無駄過ぎる願い事だ。
単独で任務なんてここ最近行ってないし、前に行った単独任務でも誰かついてきてたからね。
尾行しろとか命令されてる訳じゃないと思うし…多分大半は個人的に後をつけてきているんだろう。
盛大にため息を吐いて昨日メモをしておいた手帳を開いた。
『義勇さんと煉獄さん…うわ待って女性陣誰もいないし…なんてこった、胃薬と水持ってかなきゃ』
今日も任務中の胃痛が確定しましたおめでとうございます…
近いうちに胃に穴空きそうで怖い。
『とりあえず義勇さん達探そうかn』
「Aに呼ばれた気がした」
『ひぇ、早い…』
ゴキブリの如く突然沸き出てきた義勇さん。
本当にびっくりするからやめて欲しい…
『はぁ…あの、煉獄さんいますか？任務の事でお二人にお話があるので』
「何故だ。俺がいれば問題ないだろう。他の男などどうでもいい」
『いやあの？話通じてますか？』
「任務にも、お前にも、俺一人で十分だ。他の奴なんかに頼るな。俺だけを頼れ」
駄目だ話通じてない。
胃が悲鳴を上げてる気がする…
「よもや！先を越されていたか！」
『あ、煉獄さん。実は今日の任務の事でお話がありまして』
「うむ！Aの話ならばいつまでも聞くぞ！」
『は、はぁ…』
なんかこの人も話通じてない感あるけど気のせいかな？
…とりあえず作戦と作戦の段取りくらいは説明しておこう。
『今日の任務は東の方にある林です。先月始めからその林に入った方々が帰ってこない、との事です』
「…鬼がいる、と断定できたのは何故だ？」
『いい質問です、義勇さん。実は一人だけ生きて出て来た方がいたんです。その人の証言によると、林の中には廃屋があってその中で数十人の鬼が攫った人を喰い殺していた、と』
「既に被害者も大量に出ている、か。今夜は大仕事になりそうだな」
『かなり豪勢な捕り物になりそうですよ。…では、作戦の説明に入らせていただきます』
地図で地形や広さなどは大抵分かる。
脳に収納された大量の情報を整理し、目を開く。
『まずは＿＿＿＿＿＿＿』
この勝負、絶対に負けない。
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ぷりっつ - 夢主ちゃんのスカートが膝より高い. ..ゲスメガネ呼んでこよう...ﾁｬｷｯ← (2021年5月9日 2時) (
レス) id: 8a7ce8997d (このIDを非表示/違反報告)
たまご(プロフ) - 絵に一目惚れしました……！！面白い！すごい！！！ (2019年11月25日 21時) (レス) id: 4b6840f9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ガコ - この小説、すごく面白いですね！ あと、33の時、すごくカゲロウテイズっていう歌に似ていますね！ (2019年11月25日 0時) (レス) id: 8244513a71 (このIDを非表示/違反報告)
もやし好きのもやし(プロフ) - コメントありがとうございます！素晴らしい作品だなんて勿体無いお言葉です…！続編もよろしくお願いいたします！！ (2019年10月5日 8時) (レス) id: 6a4e808260 (このIDを非表示/違反報告)
緩莓 - 本当に最高です！！！こんなに素晴らしい作品に出会えて光栄です(´；ω；｀)更新お疲れ様です！続編も読みます！これからも頑張ってくださいね！ (2019年10月5日 7時) (レス) id: 6806c82317 (このIDを非表示/違反報告)
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