告 31 ページ40
…っ!?
目の前にいる中原さんは吹っ飛ばされ、大通りに尻餅をついている
何が起きたの……!?
一気に鼓動が早くなるのを感じた
「ねぇ、中也?君がした事解ってるよねぇ?」
…!!
太宰さん!?…何故ここに!?
「手前…!なぜ此処がわかった!?」
「ブレスレットだよ」
「はぁ?ブレスレット?なんの事だ」
まさか…!
私は自分の腕に付けていたブレスレットを見る
「こんな事もあろうかと、その中に位置情報のマイクロチップを仕込んでおいたのだよ」
「チッ…ほんっっと手前の全てが気に入らねぇ…!!!」
「私もだよ、中也の全てが嫌いだ。
…という事で、この子は居るべき場所に連れて帰らせて貰うよ」
「…手前はそれでいいのかよ?」
中原さん…
「ごめんなさい。私…ポートマフィアに入る気持ちは無かったんです…本当にごめんなさい…。
私の異能力は確かに戦闘向きかもしれません。
だけど…
_もう1人も異能力で人を殺したくないんです…!!」
「Aちゃん…。」
「そんなにポートマフィアが嫌か…?」
「ポートマフィアが嫌とかそういうのではなくて……。
私を、どん底から救ってくれたのが太宰さんなんです。……人の手はこんなに温かいって教えてくれたのも太宰さんなんです…」
初めて会ったあの日が鮮明に思い出される
「異能は…人を傷つけるだけではなくて、救うためにも使う事ができると教えてくれたのも太宰さんなんです…!
だから……私は…っ…」
「もういい…充分わかった」
え…
「お前はそっち側にいろ……。確かに、お前に"黒"は似合わねぇな」
中原さんは笑みを浮かべてそう言い放つ
「おや、中也にしては珍しい…」
「あ"?うるせぇな。こいつの幸せを願っちまうほど、惚れっちまったって事だろうがよ…」
「残念だったね中也、私の方が先にこの子を好きになっていた…」
ん?
「今、なんて…」
「本当はもっときちんと伝えようと思っていたのだけれど仕方がない_。
Aちゃん、君の事が……」
_??
太宰さんが黙り込んでしまった
52人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
UPPA24(プロフ) - ユキさん» こちらこそ読んでいただき有難うございます…!とっても嬉しいです!(><) (2019年8月3日 10時) (レス) id: e3a6099ed8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - めっっっちゃ好きです……(´TωT`) 完結おめでとうございます!素晴らしいお話をありがとうございました…!! (2019年8月3日 2時) (レス) id: 2c5cdcc266 (このIDを非表示/違反報告)
UPPA24(プロフ) - 青空と雨さん» 読んでいただきコメントまで…!!(TT)有難うございます!至らない所ばかりですがそう言って頂けると本当に嬉しいです…!(><) (2019年8月2日 18時) (レス) id: e3a6099ed8 (このIDを非表示/違反報告)
青空と雨 - 凄く面白かったです!太宰さんの気持ちの表現の仕方とか特に…!完結、おめでとうございます! (2019年8月2日 16時) (レス) id: 523f0370de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:UPPA24 | 作成日時:2019年7月5日 16時