武装探偵社16 ページ18
その後、私達は帰るために夜道を2人で歩いていた
昨日はあんなに寒く感じたのに、今日はなんだか
「なんだか……昨日まで苦しんでいた世界が嘘みたいです」
「…空腹でかい?」
斜め前の太宰さんが振り返りながら言う
「違いますっ!!」
「ふふっ、冗談だよ」
「でもお握り本当に美味しかったです」
「昔…ある友達が孤児達を育てていてね…その時子ども達に握り飯を作っているのを見た事があったんだ。
ちなみに私も食べたんだが…今まで食べた物の中で1番美味しいと感じたよ…」
懐かしそうに話す太宰さんは幸せそうで、だけど同時に悲しさ…悔しさを感じさせるような表情だった。
……きっとその友達という人はこの世にはいない方なのかもしれない。
「……そうだったんですね」
気の利いた言葉が思いつかない自分が歯がゆかった。
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UPPA24(プロフ) - ユキさん» こちらこそ読んでいただき有難うございます…!とっても嬉しいです!(><) (2019年8月3日 10時) (レス) id: e3a6099ed8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - めっっっちゃ好きです……(´TωT`) 完結おめでとうございます!素晴らしいお話をありがとうございました…!! (2019年8月3日 2時) (レス) id: 2c5cdcc266 (このIDを非表示/違反報告)
UPPA24(プロフ) - 青空と雨さん» 読んでいただきコメントまで…!!(TT)有難うございます!至らない所ばかりですがそう言って頂けると本当に嬉しいです…!(><) (2019年8月2日 18時) (レス) id: e3a6099ed8 (このIDを非表示/違反報告)
青空と雨 - 凄く面白かったです!太宰さんの気持ちの表現の仕方とか特に…!完結、おめでとうございます! (2019年8月2日 16時) (レス) id: 523f0370de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:UPPA24 | 作成日時:2019年7月5日 16時