ボーダーライン 2

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side...Alan









タクシーを下りて、エントランスへ向かう








亜「くそっ！オートロックかよ！！」






何度インターホンを鳴らしても、開かない





するとマンションの住人が出てきて、






開いた







急いでエレベーターのボタンを押して飛び乗る








その間も彼女の身に何も起こりませんように




ただそれだけを祈った









チンッ






扉が開くと同時に身を乗り出して





804







それを目指して向かう






右へ曲がればすぐにその部屋番が見えて、ドアノブを握るも開かない







ドンドンッ！！





亜「Aちゃん？！！俺！！開けて！！！！！！！！！」






必死にドアを叩いてみるも、反応が無くて









ドアに顔を引っ付けて耳を澄ませば









ガチャ









と、音が鳴った









恐る恐るドアノブを引くと









亜「Aちゃん！？！」









ズタボロになって倒れる彼女。







その奥には包丁を持って立ちすくむ









佐久間の姿









亜「ってめぇ！！！！！」









「うわぁあああああああ！！！」









目の前の憎いそいつは完全に正気を失っていて、俺に向かって走り出してきた









亜「っ！！」









『やめて！！！！！』






「！！？」









あと少しで刺さる








その瞬間に彼女が俺に飛び付いた









『っ、、』







亜「Aちゃん？！！！！」









みるみるうちに青ざめていくAちゃん






亜「てめぇ！！何やったか分かってんだろうな！！」








「、、あ、、ぅあああああ！！！！！！」









ドカッ！！！！！！









これまで出したことのないくらいの力で相手を殴り、首元に掴みかかった









警察「君！！何やってるんだ！！！」






ふと我に返ると誰かが通報したのか警察が来て

廊下には住人が数人何事かと集まっていた






亜「、、救急車を、、早く救急車を！！！」









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