ボーダーライン

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side...Alan









こんな時、豆でも挽いて淹れてたらかっこいいのに、料理とかそっちの部門は全然ダメで





お湯を注ぐだけのコーヒーを淹れる。







バタン




とドアが閉まる音が聞こえて、顔を上げると


だいぶ大きい俺の服を引きずりながら、恐る恐るリビングへやってきたAちゃん








亜「か、、」







思わず 可愛い。 と出かかった言葉をグッと飲み込んで、マグカップ２つを持ってソファへ腰掛けた







亜「ここどうぞ」







『あ、ありがとうございます』






緊張しているのかロボットみたいな動きになっている姿に思わず笑ってしまう







亜「そんな緊張しないでよ笑」






『緊張しないほうがおかしいです。』







亜「コーヒーでも飲んで、落ち着いてよ笑」






『白濱さん、、もしかして服、、』






亜「あ、勝手に洗濯しちゃった！え、洗濯しちゃダメな服だった？！」







『、、こんな一般人の服を洗濯だなんて、、本当に申し訳ないです、、』






亜「なんじゃそりゃ笑 びしょ濡れの服放置するとか鬼じゃん！」









申し訳なさそうにコーヒーを一口飲むと、マグカップを見つめながら







『本当に、、助かりました。ありがとうございます』








って小さくお礼を言ってくれた









返事をする代わりに自分の中で1番優しい笑顔を無意識に見せてた








目の前のAちゃんは、




俺の部屋に居て






それに加えて俺の服を着ていて






俺の隣に座ってる









Aちゃんが恋人だったら、こんな景色なのかな




って勝手に妄想してしまった









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